【不登校体験談】不登校だったときの家での過ごし方【小学生】

 私は小2~6年生までの不登校経験があります。その当時、友達からよく聞かれていた「学校行かないで何をしているの」という質問に答えたいと思います。

 私は不登校の期間、自分の状態に合わせて、様々な生活をしていました。自宅での生活、保健室登校(なんと校長室登校の時期も)、給食だけ教室に行く、市の適応教室に参加するなどなど。学校の先生や親がわたしのことを観察(?)して用意してくれたのだと思います。

 当時、「学校=勉強する場所」と思っていた私は、とにかく「勉強していれば良いでしょ」と考えていました。

(実際には、学校生活とはそんな単純なものではないと、成長と共に実感するのですが…)

 そのため、多くの時間を勉強や読書に使っていました。その後、パワーが溜まってきた時には、外に向けた活動ができるようになっていきました。

 不登校時代は、苦しいという印象が強いですが、振り返ってみると意外と充実した毎日を送っていたのでは?と思ったりしています。少しの工夫で生活は変わるし、なんとなく過ごしていてもその時できることをしていれば、学校復帰後の生活につながったり、大人になったときの基礎になっていることもあります。

 それでは、不登校だった時期に私がどんな生活を送っていたのかお伝えしていきます。

勉強(時間を決めて、進める)

 私は、とにかくこれ!勉強をしていれば怒られないだろうと思っていたので、とにかく勉強していました。

 学校の教科書のほかにも通信教育に取り組んだり、本屋さんで購入できるテキストを買ってもらうことも。勉強は、やっておいて、よかったと思います。

 勉強が苦手な方もいると思います。そんな時は、学校の進度や学年にとらわれず、自分ができるところから進めるとよいと思います。

 マイペースに過ごせる期間は、ゆったり自分に合わせた勉強をしたって良いですよね。できないからって、勉強から離れてしまうのはもったいないかなと思います。

 私はたまたまラッキーなことに勉強が負担ではないタイプだったので、勉強に取り組めました。

 勉強が学校復帰後の私を支える基盤になりました。

読書

 勉強の延長線上にあったものが読書。もともと、本を読む家族に囲まれていたので、自然とそういう生活に。

 毎週のように、図書館に行って、好きな本を借りていました。読書は、趣味以上の生活の一部です。

大学、社会人時代は専門書が多くなってしまいましたが、読書は私の生活に常にそばにいる相棒です。

 もちろん、漫画も含みます^^このころに読んでいた本の中には、私の人生の指針となっているものもあるんですよね。どんな本でもよい。最後まで読み切れなくてもいいから、いろんな作品に触れてほしいです。

習い事

 学校には行けないのに、放課後習い事に行っていました。「学校は来れないのに、習い事は来れるんだね」と言われたこともたくさんあります。笑

 特に、不登校後半は、塾に通いだして学校復帰後の人間関係につながりました。学校に行っていないからって、放課後も引きこもっていることはないし、好きなことをしてよい。(もちろん、自分にできることはきちんとやっているという実績がないといけませんが、、、)

 学校以外の場所で友達と顔を合わせることでも人間関係を作ることができます。

(内緒で)ゲーム

 これは、不登校生活が長くなってからのこと。親の目を盗んで、こっそりゲームボーイ(懐かしい!)をしていました。特にはまったのは、ポケモン!ブックオフで初代のポケモンまでさかのぼって購入し、コツコツと取り組んでいました。

 勉強をしなきゃとおもいつつも、一日中ずっとは難しいですよね。ゲームには罪悪感を感じながらも、少しづつストーリーが進んでい行く感じとか、レベルアップする感じが、充実した気持ちにしてくれたのですよね~。

 また、学校に行っていないためその時はやっていることや、小学生がやっていることの知識が乏しかったので、こうやって人気の作品を触れ合えたことは良かったと思います。ゲームって聞くといろんなイメージがありますが、ぼーっとしているよりかはずっといいし、そこからいろんなことが吸収できたと思います。

 あの時ポケモンをやっていたから、会社でポケモンの話ができる大人になりました!笑 これも一種の常識か!?教養ある人間を目指している私としては、勉強以外のこともやっていてよかったです。

友達とあそぶこと 

 これはずっとしていたこと。

 学校が終わると、同じマンションの友達が私に学校からの配布物を届けてくれるという毎日でした。不登校の初めは、玄関にでるのも嫌で、友達と会うことはありませんでしたが、パワーが湧いてきた頃には自分で玄関に出て友達と話せるようになりました。

 そして、そのうち、「一緒に遊ぼう」と言ってもらえることが増えて、放課後に友達と遊びに行くようになりました。本当に恵まれた人間関係と環境にあったと思います。毎日来てくれていた友達には、心から感謝しています。

(そして20以上たった今も友達^^)

あの頃を振り返って

 以上が、私が不登校のときにしていたことです。もっと具体的にいえばもっといろいろあるのですが!こう書いてて感じたことは、なんとなく過ごしていた毎日ではあったけど、今につながっていることがあるということ。不登校の渦中にいるときは、苦しみを感じることが多く「3か月後、一年後、私の体や心の状況が変わっていますように」と、毎日布団の中でお願いしていました。(これを思い出すと、なんだか泣けます)

 不登校の時は、毎日繰り返される日々を楽しむことができなったのです。でも今、こう振り返ってみると、不登校だったときの私は間違いなく私だったし、大人になった今の生活や私らしさにつながっていることがたくさんあると感じています。

 今のあなた(お子さん)の生活も振り返ってみてください。私が、あの頃の自分に言えるとしたら、「今、できることはなに?今、できることをすればいいんだよ」と伝えます。

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