私は、元不登校の社会人です！小学生の時に3年間の不登校経験があります。中学から、学校復帰しました。大学まで進学し、会社員になりました。
当時、言葉にできなかったことや不登校の経験から学んだことを発信中です！
「様々なタイプの方に寄り添い、子どもたちとその保護者の力になりたい」と考えています。お気軽にコメントいただけたら嬉しいです＾＾
それでは本日のテーマ、スタートです！
不登校であることは隠すように
夏休みに入ると、帰省や親戚付き合いが増える時期ですよね。 不登校の状況にある方の中には、親戚との関わりに悩む方もいるのではないでしょうか。
私が不登校だったときでも毎年、飛行機に乗って、ワクワクしながら祖父の家に遊びに行っていました。
ところが、出発前に親からこう言われたのです。
「不登校であることは親戚には言わないようにしよう。」
その言葉を聞いた瞬間、「不登校って隠すことなんだ」と思いました。
今回は、そのときに、私が感じたことをお話しします。
不登校であることを伝えるかどうか。私の気持ちを尊重してほしかった。
親戚の家に行く前、親から「学校に行っていないことは言わないでおこう」と言われました。
親戚と会う前に不登校のことなんて考えていなかった私は、不登校は隠すことなのかとショックを受けました。
ショックを受けたときに考えたことは後述しますが、 不登校であることを伝えるかどうか、その判断はまず私自身の意志を尊重してほしかったなと思っています。
大人になった今でも、親戚たちは私がどのような学校生活を送っていたのかを知りません。
会社員時代には、なぜ私が子どもを支援する仕事に就いているのかを、過去と結びつけて説明することができませんでした。
私は隠すべき存在なのか。。
親から「不登校であることを親戚には隠すように」と言われたことで、私は自分の存在や状態を受け入れてもらえていないと感じました。
今の自分の状況を隠すということは、良くない状態にあるということ。 当時の私は、不登校である自分は隠すべき存在なのだと考えてしまいました。
（私は、不登校でも堂々としていていいと思います。夏休みを楽しんでOKです＾＾）
※今振り返ると、不登校の状況を隠すことは理解のない人から何か言われることを避けるための配慮であり、せっかくの夏休みだから学校のことは忘れておじいちゃんの家を楽しんでほしいという思いだったのだと思います。
親戚に不登校を言わないということは、、、
不登校を隠すということは、いろんな場面で難しさが出てきます。
小学生ながらに、その難しさを感じながら、夏休みを過ごしていました。
親戚に嘘をつく
親戚と会うとき、私は嘘をつかなければなりませんでした。
学校のことを聞かれても本当のことは言えず、適当に話を流してやり過ごしていました。 嘘をつくこと自体が嫌でたまらず、
「不登校を隠す＝私はいないほうがよいのだ」と考えてしまったのです。
隠さないといけない私は恥ずかしい存在
自分の存在が恥ずかしいものであり、恥ずかしい私は消えたほうがいいのだとまで思ってしまいました。
親から大切にされているという実感を持てなかった原因の一つかもしれません。
※これは私が勝手にそう受け取ってしまったという話です。親は私の存在そのものは否定していなかったと思います。あくまでも私を守るために不登校であることを秘密にしただけです。
大人になった今も、隠し続けることに
大人になった今でも、親戚は私が不登校だったことを知りません。 中学生になって学校に行けるようになったため、そのまま事実を話すことなく過ごしてきました。
その結果、今でもずっと嘘をつき続けているような感覚が心に残っています。
自分の意思を確認してほしかった
親戚に不登校であることを隠すかどうかは、家庭ごとの事情があると思います。 親は私のことを考えて、不登校のことを秘密にしたのだと思いますが、
私は自分の現状を隠さなければならないことにショックを受けました。
結果的に不登校であることを秘密にするとしても、「どうしたい？」と私の気持ちを一度は確認してほしかったのです。
親戚にはさまざまな人がいるため、不登校であることを隠すことが最善だったのかもしれません。 それでも、私の意志を確認し、尊重してもらえることが必要だったのかなと考えています。
※子どもを支援していた立場としては、親は不登校であることを隠すと決めていたとしても、子ども自身に納得させる方法があるよな～と思ったりもします＾＾
あくまでも仕事として、子どもと関わっていた私の考えです。家族として生活の中で関わっていく難しさがあることも理解しています。
夏休みは海やプールに入るのが大好きでした！祖父の家が遠方だったので、旅行の経験は少なめ。今では旅行が苦手です。。。
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