相談サイトで以下のような言葉がありました。
「不登校になったら、人生終わりですよね」
「んんん!?いやいや」と思いながらも、
そう思ってしまうときもあったな、と思い出しました。
今のような未来が待っているなんて、
不登校だった当時は、まったく想像できませんでした。
「もう終わりかもしれない」と感じてしまう気持ち、共感できます。
そこで今回は、「不登校になったら人生終わりなのか?」という問いに、私なりの視点で答えてみたいと思います。
↓私の不登校歴はこちらから。私はこんな人です^^
不登校になったら人生終わり?──元不登校の私が伝えたいこと


質問サイトで「不登校になったら人生終わり」
という言葉を目にしたとき、不登校経験者の私は、
「あれ、私の人生って、終わってたっけ?」
と、一瞬考えてしまいました。笑
よくよく考えると、確かに私も当時は、「不登校になったら人生終わり」と思っていたことを思い出しました。
「みんなと同じことができない」「友達とも距離ができる」「一生、家にいることになるのでは」と将来のことを考えて不安になりました。
でも、大人になった私は、
「不登校でも、人生は終わりではありませーーーーん!」
と、自信をもって言えます。
ここでは元不登校の私が体験から感じたことをまとめていきます。
不登校のときに感じた苦しさと不安
朝起きた時の身体がコントロールできない感覚、学校の空気を感じて気が重くなる、
「学校に行くことすらできない私は、これからどうなるの?」と毎日考えていました。
夜、寝る前には、
「学校に行ける自分になりますように」と、頭の中でお願いをしていました。
不登校で苦しいときの、
「不登校の私の人生終わり」と思ってしまうくらいの
不安や孤独
そういった気持ちが想像できます。
将来は結局、自分の選び方次第
当時は、「不登校=終わり」としか思えませんでした。
でも、少しずつ状況が変わってくると、
不登校であることだけが人生を決めるわけではないと分かるようになります。
“不登校”と言っても、
その背景や理由は人それぞれです。
「不登校=人生の終わり」と決めつけることはできません。
未来の可能性は、今は見えなくてもある
不登校の時、将来が見えなくて、不安に襲われる毎日の方もいるでしょう。
でも不登校になったその先にも、たくさんの可能性があります。
私は、今当時は想像できなかった生活を送っています。
私が「不登校=人生終わりじゃない」と言える理由


不登校から楽しい未来につながった経験
私は不登校の経験を経て、社会人として働きながら、自分らしい生活を送ることができています。
私には、何か目立った能力があったわけでもありません。
不登校だったときに出会った人や経験が私の力になりました。
自立した生活をしている今、「人は変われる」ということを身をもって知りました。
↓過去にはこういう朝もありました…
想像もできなかった今の自分の姿


不登校当時の私は、社会の中で働いて自立した生活を送れるとは想像できませんでした。
当時はつらかったけど、あの経験があったから今の自分があると思えています。
※私の経験は、数多くあるケースの一つにすぎないことは承知していますが…私の経験が誰かの気づきになれば嬉しいと考えてまとめることにしました。
元不登校の私が感じる“人生が終わっていない”5つの理由
①自分らしい生活スタイルを手に入れた


私は大学まで進学し、就職しました。
お給料を使って、自由を手に入れました。
例えば、好きなものを買ったり
食べたいものを食べたり
好きな場所に住んだりしました。
友達と出かける日もあれば、一人でひたすら本や漫画を読む時間もあります。
疲れた日は、1日中パジャマで過ごすことだってできる。
そんな「自分らしい暮らし」を送れている今が、とても心地よいです。
②青春の思い出は学校だけじゃない


不登校の生活の中にも、青春と思える瞬間はありました。
保健室で友達と話していたこと、
不登校でも学校の行事に参加したこともありました。
また、不登校から復帰した後には「これぞ青春!」というような出来事も。
今でも大切な記憶です。
③学力は後からでも伸ばせる
「不登校だと学力が下がる」と言われることがありますが、
勉強は学校以外の場所でもできます。
不登校でも高い学力を持つ人はたくさんいます。
私自身も、学力は自分の努力である程度のところまでは伸ばせたと思います。
※勉強してれば学校に行かなくてよいと思っていたときのこと→【勉強】不登校でも勉強すればいいんでしょ!【不登校体験談】
④学校以外の場所でも、社会性やコミュニケーション力は育つ


学校だけが子どもたちの社会ではありません。
家庭の中での関わりや、
親戚との交流、
習い事での体験など、どれも大切な社会経験です。
今ではオンラインでのつながりもありますし、
不登校だからといって、
コミュニケーション能力や社会性が育たないとは言い切れません。
⑤不登校という経験そのものが人生の財産になった
不登校の経験があったから、人の苦しみに寄り添えるようになったと思います。
小学生のうちに、世の中の多様性を実感できたのは重要なことだったと思います。
また、不登校当事者の気持ちを語れるのは、経験者だけの特権です。
不登校という人と違う道を歩んだことが、
私の人間力を育ててくれたと思っています。(そう、信じたい笑)
不登校でも人生はやり直せる


今日言いたかったことはこれだけです!
今日の内容は、不登校を乗り越えて私はこう考えられるようになったことです。
私は、自分の経験をどう受け止めているのかがとても大事だと思っています。
不登校だった頃、自分に与えられた選択肢は限られていると思っていたし、
それは大人になっても変わらないだろうと感じていました。
でも、将来がどうなるかなんて、誰にも分からないんですよね。
※不登校を克服するまでには時間がかかりました→不登校だった私が“もう大丈夫”と思えるまでに、20年かかった話(仕事・就職)
おまけ:不登校でも人生を終わらせないためにできること
つらいときこそ「小さな一歩」が大切
自分がつらいと感じるときには、 その瞬間にできることを、ひとつずつ積み重ねていくしかないのだと思います。
何もできないように感じる日でも、 ただ時間が過ぎていくのを待つだけでも、
それは立派な「できること」のひとつです。
そして、少しだけ元気が湧いてきたときには、 自分のことをゆっくり考えてみたり、 未来のことをイメージしてみたりする時間を持つのも、きっと意味のあることだと思います。
今からできる小さな行動リスト
ここからは、私が不登校のときや気持ちが沈んだときに実際にやってみて、 「これならできる」と思えた小さな行動を紹介します。
小さな行動が大きな将来につながっていますよ。
どれも取り組むのはちょっとでいいです。3秒とかでも!今、3秒だけやってみて^^
・朝起きたら、30秒だけ外に出てみる(ベランダ、玄関の外、庭など)
・読書(1文だけでもOK。ただし毎日読む)
・誰かに挨拶をしてみる(家族でも、お店や図書館の人でも)
・ラジオ体操
・湯舟につかる(着替えの時間があるから3秒は難しいけど)
・理想の生活をノートに書いてみる(誰にも見せない)
小さな行動が未来を変える理由
こうした小さな行動は、すぐに劇的な変化をもたらすわけではありません。 でも、積み重ねていくうちに、少しずつ心の景色が変わっていきます。
ということで、改めて声を大にして伝えたいのです。
「不登校になっても、人生は終わりません!」


ご覧いただきありがとうございます!
この先の私の未来はどうなっているのでしょう~~楽しみでもあり、不安でもあります…
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