偏差値だけじゃない!不登校経験者の高校選び【不登校体験談】

 私は、元不登校の社会人です!(小学生の時に3年間の不登校経験あり)中学から、学校復帰しました。大学まで進学し、自立の道に進むことができました。

 当時、言葉にできなかったことや不登校の経験から学んだことを発信中です!「様々なタイプの方に寄り添い、すべて子どもたちとその保護者の力になりたい^^」と考えています。お気軽にコメントいただけたら嬉しいです。

 それでは本日のテーマ、スタートです!

自分に合った学校を、自分で選ぶ

 受験生のみなさんの多くは、学校見学に出かけたり、資料を読み込んだり、口コミを調べたりと、進路選択に頭を悩ませているのではないでしょうか。 私にも、同じように迷いながら学校を探していた時期がありました。

 学校選びを始めたのは、不登校から復帰しておよそ1年半が過ぎたころ。登校はしていたものの、不登校だった期間のほうが長かったため、「本当にこの先、学校に通い続けられるのだろうか?」という不安が常にありました。

 最終的に私は、公立の全日制高校に進学しました。高校生活の3年間を無事に過ごし、たくさんの学びも得られたので、今振り返ってもその選択に悔いはありません。

 進路選択にはいくつかの条件を考える必要がありました。でも何よりも大切だったのは、「通う本人の意思」で学校を決めるという点です。これは、私自身の経験に加え、仕事として進路指導の経験があり、多くの生徒の選択を見てきたなかで、強く実感していることでもあります。

学校へのモチベーションや思いは人それぞれ

 学校へのモチベーションは人それぞれ 。高校に3年間通い続けるということは、それだけ長くモチベーションを保つ必要があります。けれど、その「やる気の源」は本当に人それぞれです。

 ある人にとっては勉強が楽しいことが原動力かもしれないし、別の人にとっては仲間と過ごす時間だったり、部活の活動だったりする。だからこそ、「この学校に通いたい」と思える理由も人によって違って当然なんです。

 進路選択では、全日制か通信制か、フリースクールかなど、さまざまな選択肢を家族や先生と相談しながら考える必要があります。ですが、方向性がある程度決まってきたら、その中で「通学する本人の気持ち」を大切にしてほしいと私は思います。

 何にワクワクするか、何を楽しみに通えるかは、一人ひとり異なります。進学先で何を学びたいかだけでなく、「どんな高校生活を送りたいのか」をじっくり考えることも、自分らしい進路選びにつながっていくはずです。

 特に、学校に通うこと自体に不安を感じている場合は、自分のワクワクする気持ちを重視することがとても大切です。 「この活動なら頑張れそう」「この雰囲気なら安心して通えそう」——そうした感覚が、少しずつ通う勇気に変わっていきます。ワクワクは、前向きな一歩を踏み出す力になります。

高校選びの条件

 では、元不登校だった私・あぱちが、どんな“ワクワク”をきっかけに高校を選んだのか紹介します。

 王道でなくていい、自分の心が動いた理由に素直になることで、「通えそう」と思える場所に出会えるんだ——そんなことに気づけた体験です。

同じ中学から進学する人がいないこと

 高校を選ぶ際、「誰も私を知らない場所に行きたい」と強く思っていました。 過去を一度リセットして、まっさらな自分として新しい環境で頑張りたい。そんな気持ちが、進路を考えるうえでの大きなモチベーションでした。

 中学までは、地元の小さなコミュニティで過ごしていました。人の目が近く、自分が不登校だったという印象を持たれている感覚もずっと心に残っていました。

 「知られていない自分=本当の自分を育てられる場所」 そう感じられる高校に出会えたことは、私にとって大きな希望でした。

校則がゆるく、自由度が高いこと

 自分の意志で動くタイプの私は、目的不明な校則に縛られるのはストレスに感じてしまうと思いました。 だからこそ「自分で考えて行動できる」自由さは、私の心を守るために必要なことでした。

結果的に、高校の3年間はMyスタイルを大切にしながら、自分らしく過ごすことができました。

(とーーてもカラフルな服装で毎日通う高校生が誕生しました笑)

施設が充実している


 私は「形から入るタイプ」なので、長い時間を過ごす場所の居心地にはこだわりたいと思っていました。 選んだ高校は“一足制”で、毎日お気に入りの靴で過ごせるというポイントも!

他にも、自習室がたくさんあることや、広い図書館、体育館、グラウンドなどの充実した施設が魅力的でした。 音楽室のフロアには個室の練習室もあり、在学中にたくさんお世話になった「青春の場所」になりました!

入りたい部活があること


 中学から続けていた部活を、高校でも無理なく“ゆるく”続けたいと考えていました。 学校復帰のきっかけにもなっていた活動だったので、自分のペースで続けられる環境を探していました。 その思いが叶ったことも、安心して高校生活を始められた理由のひとつです。(でもこれは、自己分析が足りず、すこーーしだけ後悔している部分でもあります、、、)

学校説明会の時に、「ワクワク」を感じられること

 新しい生活には期待と不安がセット。だからこそ、進学先には「ワクワク」が強い学校を選びたかった。 最後は、条件以上に「ここなら将来に向けて頑張れる!」という感覚が決め手に。

 説明会で感じたそのときの“ドキドキ”と“ワクワク”は、今でも私の心に刻まれています✨

自分が通い続けられそうな学校を自分で考えること

 進路を考えるとき、偏差値で学校を選んだり、「進学実績」や「通学のしやすさ」など、さまざまな要素を比較して決めますよね。「正解はどれ?」「私に合う学校ってどこ!?」と不安になることもあります。判断材料がたくさんある中で、私が伝えたいのは―― “自分がその学校で日々を過ごしていけるか”という視点を忘れないでほしいということです。

 不登校の経験がある私にとって、進学先を決めるうえで「毎日通えるか」「自分の心が潰れずにいられるか」といった感覚が、とても重要でした。だからこそ、選んだ学校には“行ってみたい”という前向きな気持ちと、“ここなら続けられそう”という安心感がありました。

 学校を選ぶということは、自分の毎日を選ぶということ。 誰かの正解じゃなく、自分自身の気持ちに耳を傾けることが大切ではないでしょうか。 「通ってみたい」と思える理由を見つけていくことこそが、進路選択で大切だと、私は思っています。
そして最後に、私の選択を温かく認め、応援してくれた家族と先生たちに、心からの感謝を伝えさせてください。

 進路選択をしているみなさん&見守る保護者の皆様、素敵な将来に進めるように応援しております!

あなたが“ここなら続けられそう”と思えた瞬間や理由があれば、ぜひ聞かせてください。コメント欄へどーぞ!

あぱち
あぱち

本日もご覧いただきありがとうございました。

布団カバーを洗濯して、すっきり~!(しかし、ふとんにカバーをつけるのが大仕事!!)

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