「これ、やってもいいよ!」と過去の自分に言いたい【不登校体験談】

 不登校だった頃のことを思い出すと、“これやってもいいのかな…”って、いつも何かに遠慮していた気がします。 でも今なら、部屋で好きなことをしてもいいし、自分を大切にしていいと、わかります。 今回はそんな、当時の自分に今の私が伝えたいことを、思うままに書いてみました。

 朝、目が覚めると、「あぁ、今日も学校に行けないな」と思って、身体を起こすのもやっと。「どうしよう」「また怒られる」「今日をどう乗り切ろう」そんな風に考えていた気がします。

 家の中にいる時間が長くなるほど、自分が悪いことをしているような気がして、 楽しいことや笑うことにすら、なんとなく後ろめたさがありました。 テレビを見ても、ごはんを食べても、ちょっと漫画を読んでも、「こんなことしてていいのかな…」って。

 誰も直接責めていないはずなのに、自分で自分を責めてしまう—— 私はそんな小学生でした。そんな過去の私にいいたいことはこちら!

家の中でできることもたくさんあるよ!

 私の不登校期間は、家で本を読んだり、ぼーっとしたり、勉強をしたりと、静かに過ごすことが多かったです。 家では家族の顔色を伺いながら、びくびくとした気持ちで過ごしていました。

 今、大人になってから気づいたのは、外に出なくても家でできることは豊富にあるということです。 学校に行っている友だちよりも、家で過ごす時間が長かったことは、見方を変えればひとつのメリットだったのかもしれません。 その長い時間を使って、家の中でできることを積み重ねていたらどうだっただろう、と今は思います。

 たとえば—— 料理をしたり、お菓子作りやパン作りに挑戦してみること。 洗濯や掃除などの家事を覚えること。 あるいは、家の中で大きな作品をつくりあげることも可能です。

 今の世の中であれば、不登校の日々の過ごし方を、ネット上に書き留めて発信することもできます。 不登校だからといって、部屋で静かに閉じこもっていなければならない、ということはないと思います。 家の中でできることは、実はたくさんあります

部屋はきれいにしよう!(自分でじぶんを大切に)

 部屋のきれいさと気持ちの状態は比例している——これは社会人になってから知ったことです。 今でも忙しいと部屋が荒れ放題になってしまいますし、逆に部屋が整っていると気持ちがすっきりして、なんでもできそうな気がします^^

 私の場合、登校状況に関係なく、小学生から大学生まで(ながい!)部屋はいつも散らかっていました。 散らかった部屋は、自分の心そのもの。そりゃ、気持ちも乱れてしまいますよね……。

 学校のことや将来のことを考える前に、「そのときの自分の生活を大切にする」という視点を持っていたらよかったなと、今では感じています。 部屋をぴっかぴかにする必要はありませんが、布団を整えたり、机を拭いたり、玄関をほうきで掃いたり——そんな小さな片づけだけでも、心に良い影響があることに気づきました。

 たとえば、当時大好きだった本や漫画を、まっすぐに並べておくだけでもよかったのかもしれません。 部屋をきれいにすることは、自分を肯定的に捉えるためのひとつの方法だったのだと思います。

(そしてこの文章を書きながら、後で部屋をきれいにしようと思っている自分がいます……ぷぷぷ。)

やりたいことをやっていいよ!

 罪悪感とともに過ごしていた不登校期間。 私は人と違うから楽しいことをしてはいけない、喜んではいけない——そんなふうに感じながら生活していました。 朝が来て、夜が来て、また朝が来る……その時間の流れを、ただプレッシャーとして受け止めて、「私はどうしたらいいんだろう」と不安を抱えていたのです。

 今の私であれば、あの頃の自分にこう伝えたいです。 「やりたいことをやっていいんだよ」 。不登校であることは、自分自身が選んだ道であり、誰かに強制されたものではありません。 だからこそ、自分の選択に自信を持って過ごしてほしいと思います。

 罪悪感を持つことは当然の反応です。でも、それだけでは次につながらないとも感じています。 不登校という道に進んだとしても、その上で“やりたいこと”を選んでも良いのです。

 また、「学校に行けない」「何もできない」と思わずに、 “何もしない日”も、ちゃんと「あり」なのです^^ 成果がないように見える時間の中でも、自分の存在を肯定する力が必要だったと、今では思います。(それができなかったからこそ、学校のストレスに耐えきれなかったのかもしれませんね)

 何もしなくても、私が今この世に存在していることそのものが——尊いことだと、今の私は思えるようになりました。

「今日の自分よかったな」と思えるように

 不登校だった時間は、ただ止まっていたのではなく、私の中で何かがゆっくりと育っていた時間でした。 焦ることも多かったけれど、今振り返ると——あの日々には私だけの大切な時間が流れていました。

 その中で感じたこと、悩んだこと、目に入ったすべてが、今の私の土台になっています。 本を読んだことも、何もせずにぼーっとしていた時間も、ぜんぶ私の大切な“経験”です。

 これからは、「できたこと」よりも「心地よかったこと」に目を向けて、自分を満たしていきたいと思っています。 自分自身が「今日の自分、よかったな。すてき!」と思えるような一日を重ねていきたいです。  焦らなくていいし、誰かと比べる必要もありません。

 今これを読んでいるあなたも、まちがいなくすてきな存在です^^ のんびりでも一歩ずつでも、自分なりの毎日を過ごしているだけで、おーるOK!!!

今日の自分に「いいね!」(ぽちっ!^^)

あぱち
あぱち

本日もご覧いただきありがとうございました^^

朝ごはんにパン屋さんのパンを食べて、一日気分よく過ごしました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA