私は、元不登校の社会人です!(小学生の時に3年間の不登校経験あり)中学から、学校復帰しました。大学まで進学し、自立の道に進むことができました。
当時、言葉にできなかったことや不登校の経験から学んだことを発信中です!「様々なタイプの方に寄り添い、子どもたちとその保護者の力になりたい」と考えています。お気軽にコメントいただけたら嬉しいです^^
それでは本日のテーマ、スタートです!
不登校、まさかのキャンプへ参加
不登校の真っ只中だったある夏、私はふとした気持ちで一人キャンプに参加しました。なぜ申し込んだのか、今となってははっきりしないけれど、「行ってみたい」と思ったその瞬間が大切だったのだと思います。
泊まりのお出かけが苦手だった私にとって、それは大きな挑戦でした。でも学校とは関係のないイベントだったからこそ、少しだけ気持ちが向いたのかもしれません。

学校に行けない自分を忘れて過ごせた貴重な時間
不安の中で向かったキャンプは、思いのほか楽しくて、出会った友達は私が不登校だとは知らず、私もそのことを気にせず過ごすことができました。学校生活から離れた場所での経験は、今でも心に残っています。無事に帰ってこられたことで、私の中に小さな自信が生まれました。
本当に行けるのか!?という不安
私はもともと泊まりのお出かけが苦手で、集団行動にも自信がありませんでした。学校に行けていないことが理由で、「キャンプなんて参加していいのかな」と不安もありました。家族と離れるのも不安で、申し込んだ時も「やっぱり行けないかも」と思っていたくらいです。
みんなと同じように過ごせたという自信
それでも、そんな状況の中でキャンプに参加できたからこそ、新宿に帰りのバスが着いた瞬間、「楽しかった」と自然に思えた自分が嬉しかったのです。学校に行けているみんなと同じように過ごせたことが、自信につながりました。
行けるかどうかもわからなかった私にチャンスをくれた両親には、今でも心から感謝しています。

キャンプが不登校の私を励ました場面
この参加したキャンプの中で初めての体験がたくさんありました。その中で、自信を持つことができたので、参加できて本当に良かったと大人になった今でも思っています。それでは、今でも覚えている場面をいくつか3つ紹介します!
ここだけの友達
キャンプ初日、知らない人と一緒にバスに乗って、緊張した気持ちで出発しました。到着したキャンプ場は、川の水が澄んでいて空気もひんやりとしており、夏なのに涼しい素敵な場所でした。
まずは「キャンプネーム」を決めるところからスタートし、自然の中でさまざまな活動に挑戦しました。周りの友達と少しずつやりとりをする中で、自然と仲良くなれたような感覚がありました。初めての体験ばかりで、心がどんどん躍っていったことを覚えています。
一緒に考える楽しさ

シャワーはコイン式で、2人で1枚だけという制限がありました。どうしたら上手に使えるかを一緒に考えました。普段の生活では気にしないようなことですが、「どうすれば無駄なくお湯を使えるか」と真剣に話し合う時間は意外と楽しくて、その工夫する時間も、友達と過ごした大切な思い出になりました。
星を見て、実感したこと

夜遅く、森の中をみんなで歩きました。懐中電灯で足元を照らしながら進むのですが、周りは真っ暗でドキドキしました。森のいちばん奥に着いたとき、みんなで一斉に懐中電灯を消すと、本物の暗闇が広がりました。その静けさと闇の深さは初めて体験することでした。
そして空を見上げると、驚くほどたくさんの星が輝いていました。その星を見ていると、「こんなに遠くまで一人で来たんだ」と思い、家族から離れたこの場所で、初めての体験をしていることに、誇らしい気持ちになりました。
自分にもチャレンジできた!
あのキャンプに参加したことで、「知らない場所でも、初めてのことでも、私も楽しむ力があるんだ」と思えるようになりました。
初めて話す人しかいない中で、キャンプネームを考えたり、自然の中をみんなと歩いたりするうちに、少しずつ笑顔で過ごせていました。夜、星がびっしり広がった空を見上げながら、「ここまでひとりで来られたんだ」と思ったら、誇らしい気持ちになったのを覚えています。
学校に行けていなかった私でも、誰かと一緒に過ごして、楽しいと思える時間があるんだ。そのことに気づけた経験は、きっと今の私につながる大切な経験になったと思います。「無理かな~」と思いながらも参加してよかった!

本日もご覧いただきましてありがとうございます!
今日から8月!夏休みの終わりを不安に思う気持ちが懐かしい!!

