【不登校経験者の体験談】幼稚園から始まった行き渋り|不登校の予兆 【1話】

 

今は、普通の社会人として生活ができていますが、

小学生のときに不登校の経験があります。

「学校に行けない」「普通のことができない」と苦しんだ過去から、

「もう大丈夫!」と自信をもって、働けるようになるまでを振り返っていきます。

私の不登校の前兆があったのは幼稚園の時。

はっきりとした理由は分からない中、幼稚園への行き渋りがありました。

それでも小学生になることを楽しみにしていたのです。

※私はこんなひとです^^→不登校からの復帰!大人になりまして、子どもを支援する側になりました。【自己紹介】

不登校からの復帰!大人になりまして、子どもを支援する側になりました。【自己紹介】

初めての社会への参加

ワクワクの幼稚園

 私は、家のすぐそばにあった幼稚園に通っていました。

 玄関を出て歩く距離はほんの少しだけでしたが、その道をワクワクして歩いていたことを覚えています。

 幼稚園は私にとっては、初めての社会への参加でした。

幼稚園が日常の一部に

 幼稚園に入ると、毎日変わらない“私の居場所”がありました。

 友達と遊ぶことも好きでしたし、「通う」ことに抵抗を感じることはありませんでした

 幼稚園の制服を着ることも、登園の準備も、日常の一部として受け入れていたと思います。

幼稚園は安心できる場所

 今思い返してみると、あの頃は「家」と「園」の境界線は、ぼんやりしていた気がします。

 社会と家族、外と中——そういったことはまだ意識していなくて、ただここが“心地よい”という感覚だけで幼稚園に通うことができていました。

 きっと私は、この幼稚園を「身近で安心できる場所」として、素直に受け入れていたのだと思います。

毎日通えることが当然で、初めての“社会”の空気の中に、自分なりに馴染んでいたのだと思います。

ちょっとしんどい気持ち

 幼稚園では楽しく過ごしていたはずでした。

友達と遊び、先生とお話しして、笑うこともたくさんありました。

でもその一方で、“何かちょっとしんどい”という感覚も、私の中にはあったように思います。

 みんなと同じように動くこと、人に合わせること、声が重なる教室の空気。

それらをすこしだけ、疲れると感じていたのかもしれません。

だけどその時の私は、それが「不安」や「違和感」だとは気づくこともできずに毎日を繰り返していたのです。

【不登校経験者】転園先への行き渋り

引っ越し後の行き渋り

 新しい幼稚園に通うことになりました。

 初めての場所や人が苦手な私は、家が変わってしまうというだけで、不安な気持ちになり、体調をくずす。

 そうして、転園先の幼稚園へ行き渋りをするようになりました

 「とにかく、行きたくない」という感覚を覚えています。

理由は言葉にできない

 その理由は、正直なところ不明。

・先生の表情が怖かったこと、

・男の子たちの行動に戸惑ったこと、

・教室の空気がぴんと張っていたような印象があること。

いろんな記憶が断片的に残っているけれど、当時の私はそれらをうまく言葉にすることはできなかったのです。

どうしても“行けない”

 幼稚園に行ったり、行かなかったりの日々を過ごしていました。

 遠足の日には、一人では参加できず、母が付き添ってくれました。 みんなが楽しそうにしている様子を横目に、私はその場にとけ込めずに立っていたことを覚えています。

 みんなと同じように参加したいと思いました。なぜ私だけ楽しくないんだろうと。

 楽しく感じられない自分をどうすることもできませんでした

 「行かない」ではなく、「行けない」と感じていていました。

それでも小学生になることが楽しみだった!

 通えなくなった日々が続くなかでも、私は小学生になることを楽しみにしていました。

 文字を書く練習をしたり、ランドセルを背負ってみたり、

 “小学生への準備”は、ワクワクした気持ちにさせてくれました。卒園式の楽しい記憶も残っています。

幼稚園と小学校は別物

  幼稚園と小学校は、私の中では別ものとして存在していました。

  「幼稚園はうまく通えなかったけれど、小学校は違うだろう!」

そんなふうに希望を持っていた私は、幼稚園と小学校を連続したものとは思っていませんでした。

かっこいい小学生になる!

 小学生になったら、勉強を頑張ろう、字を上手に書こう、いっぱい手を上げよう

そう思いながら、小学生になる準備をしていた幼稚園生の頃の私。

 幼稚園で行き渋りがあった私ですが、

 その先にある小学校6年間が、あんな時間になるとは想像していませんでした

 あのワクワクした自分を思い出すと、そのまま楽しい6年間を送ってほしかったと、今も思って切ない気持ちになるのです。

 ※続きのお話。小学校に入学したあとのこと→2話「学校に行けなくなった日の朝」

不登校の理由が分からない|私が学校に行けなくなった日【2話】
あぱち
あぱち

ご覧いただきありがとうございます♪

幼稚園のときの指定リュックがかわいくて、今でもあれが欲しい~~~!

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