12話「不登校だった私が、200人の子どもを支える立場になった」

小2から不登校だった私が、就職。

子どもたちの支援を通して自分の経験に意味を見出し、

10年の学びを経て「不登校を専門に支えたい」と思うようになりました。

不登校経験が、子ども支援の土台になった


私は、発達や知的障害などを含む、

さまざまなタイプの生徒の学習支援をする仕事に就きました。

自分の体験が仕事のマインドを作った

 不登校だった経験があるからこそ、

この仕事を前向きに取り組める面もあるのだろうと感じた。 

 楽しそうに見える子どもにも、

その子なりの苦しみがあることを私は知っていました。

 自分の経験があったからこそ、「きっと大丈夫」という気持ちで子どもたちに向き合えました。

 どんな状況でも、前向きに考えて「どうしたらよいか」を探すことができました。

幅広い業務の経験


 仕事内容はとても多岐にわたっていました。

  子どもと直接かかわる支援がメインで、

 保護者とのやり取りはもちろん。

  関係機関への営業や、 スタッフの育成、教材の作成も行いました。

  イベントの企画まで任されることもありました。

 今振り返ると、よく一人でここまで幅広い業務をこなしていたなと、しみじみ感じます。

 でも、 それだけ、やりがいのある仕事だったのだと思います。

仕事を通して、自分の力を信じられるように

「誰かの力になれている」と実感できた日々


 私はこの仕事を違和感なくできるようになりました。

  誰かの力になれていることを、日々実感できたからです。

  子どもたちは、確実に変化し、成長していきます。

 成長する姿を見られること

 そしてそれを保護者の方と共有できることが何よりの喜びでした。

責任ある立場を任されるように

 200名以上の生徒と関わることができる機関で仕事をしていました。

 その責任の重さを感じながらも、やりがいを持って取り組んでいました。

 1人の生徒を担当することから始まり、クラス全体、教室全体へと、私の立場は少しずつ変わっていきました。

「自分のやり方次第で結果が変わる」と気づいた


 責任が増える中で、

 「自分のやり方次第で結果が変わる」と強く感じるようになりました。

  私は、自分で考えて行動する力を身につけました。

  その力は、不登校だった頃の私にはなかったものです。 

 しっかりと根拠をもって、仕事を重ねていき

 自分のパフォーマンスに自信を持つことができるようになりました。

 それと当時に、仕事とは別の、ただの人として、

 自分のことを信じることができるようになってきたのです。

成長し続ける私

仕事の難しさ


 子どもの成長の喜びを感じる一方で、

 子どもに関わる仕事の難しさも強く感じました。 一人として、同じ子どもはいません。 一人ひとりに合わせた支援が必要だと、日々実感しました。

子どもだけでなく、保護者へのサポートも大切だと考えるようになりました。 家庭の状況や、保護者の気持ちにも寄り添うことが、支援の質につながると感じました。

学び続ける日々

 同じ子ども、同じケースは一つとしてありませんでした。

 その間ずっと、勉強の日々です。

 現場での経験が、私に多くの気づきを与えてくれました。

 支援の方法も、コミュニケーションの仕方も、常に試行錯誤の連続でした。

 それでも、子どもたちの成長に関われることが、私の原動力になっていました。

 そして、子どもたちも私のことを成長させてくれていたことに気づきました。

これからのやりたいこと

子どもたちに、寄り添うこと


 私は、子どもを支援する仕事をこれからも続けていきたいと思っています。

 仕事でたくさんの生徒と出会ってきました。

 その中でも、不登校の生徒に思い入れがあることに気づきました。

 いろんな生徒と関わっていく中で、

 (当たり前のことですが、)不登校の中にも、さまざまな背景やタイプがあることを知りました。

  不登校の支援に、直接自分の経験が活きるとは思っていません。

 不登校を経験していないほうが、サポートしやすいという意見も耳にします。

 それには、賛成も反対もありません。

 でも、少数派の経験をしていることは、

 様々なタイプの子どもと関わることになにかしら影響があると思います。

不登校を中心に


 私は、将来は不登校を専門にした仕事がしたいと思うようになりました。

 その気持ちは、日々の業務の中で自然に育っていったものです。

 たくさんの経験をさせてくれた会社には、心から感謝しています。

  この場所で得た学びと気づきが、私の未来を照らしてくれたということでしょう。

自分の経験にどんな意味があったのか

 自分の不登校の経験をどのように受け止めていくか考えました。

 それは、

「多様性を理解するため」

 「つらい気持ちに共感できる人になるため」

 「なんとかなるという気持ちを理解するため」

 「誰かをサポートするため」などなど、いろいろと考えられます。

 次回が最後です。

 自分の経験からどんなことが考えられるのか、整理してみたいと思います。

あぱち
あぱち

ご覧いただきありがとうございます!

まさか、私が働けるようになるとは~~~。ふとした時にびっくりする!

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