9話「不登校の弊害/私がしたいこと」

小2から不登校を繰り返し、小学校卒業まで不登校のままでした。

中学から、運よく学校復帰できました。

新しい環境で頑張りたい、という思いをもって高校へ進学。

不登校だったという過去に向き合いながら、将来に向けて進んでいくことになります。

高校の3年間は、不登校由来の経験不足を感じた期間でもあります。

そのなかで、自分が本当にしたいことを見つけていきます。

ひとつ前のお話はこちら。

8話「高校選び/新しい世界で頑張りたい」

戸惑いながらも、自由に救われた一年


希望していた高校に入学したとき、胸は期待でいっぱいでした。

新しい環境、新しい人間関係、

そしてこれまでとはまったく違う生活に

緊張しながらも、ワクワクしていたのを覚えています

戸惑い

通学や学校の雰囲気、

周囲との文化の違いに戸惑うことも多かったです。

同じ中学から進学した人がいない状況だったので、

頼れる人もいない中で、

慣れるまでには時間がかかりました

特に1年生の間は、毎日がチャレンジだったという印象があります。

自由


そんな中で、私を支えてくれたのは、学校の「自由な校風」でした。

校則はほとんどなく

自分のスタイルで過ごすことができました

選択の授業もたくさんあり、好きな授業を受けることができます。

空きコマの時間には、学校中にある自習スペースで、

自分の好きな場所を選んで勉強することができました。

友達からの刺激

また、いろんところから通う友達からも、刺激を受けました

時間の使い方も人それぞれで、「こんな過ごし方もあるんだ」と学ぶことが多く、

その中で自分のペースを見つけていくことができました。

知られない過去と、見えない壁


高校生活が始まり、新しい環境に飛び込んだ私は、周囲の誰もが私の過去を知らないという状況に立っていました。

不登校だったことを話していない中で、

みんなと同じようにできない」と感じる瞬間が何度もありました。

それは、経験の差に向き合う必要があったのです

体育が怖かった日々


小学校の時に不登校だった私は、体育の経験が極端に少ないです。

高校生になっても、体育の授業ではできないことが多く、

機械運動や球技全般は特に苦手でした。

経験がないことはすぐに目立ち、周囲との違いに戸惑うこともありました。

それでも、、少しでも追いつこうと努力しました。

(ある日、教室で体育の教科書を熟読してたら、不憫に思ったクラスの男子が練習を見てくれました笑)

話題に入れないもどかしさ


友達との会話の中で、小学校時代の懐かしい話が出ることがよくありました。

でも、私はその頃の記憶が少なく、話についていけないことが多かったのです。

「知らないの?」と驚かれるたびに、ドキッとしていました。

不登校だったことを知らない環境だからこそ、説明することもできず

ただ静かにその場をやり過ごすしかありませんでした。

自分らしさに気づいた日々


高校生活を重ねるうちに、少しずつ「自分の意志」がはっきりしてきました。

人と同じであることよりも、自分が納得できることを選びたい

そんな思いが、日々の選択の中に自然と表れるようになっていきました。

本当にしたいことをする


服装も自分の本当にきたい洋服を着ることの大切さを知り、徹底していました。

制服のカーディガンですらショッキングピンクを選んでいたほどです。

大学選びも、偏差値ではなく「自分が本当に学びたいこと」で決めたいと思うようになりました。

誰かの基準ではなく、自分の心地よさを大切にすること。それが、私の中で少しずつ軸になっていったのです。

心配性という個性


また、自分が「心配性である」と気づいたのも、この頃でした

何かを始める前に、あらゆる可能性を考えてしまうため、

一つひとつの作業に時間がかかることもありました。

でも、それは決して悪いことではなく、むしろ「準備をしっかりできる力」だと感じるようになりました。

心配性だったからこそ、細かいところまで気を配ることができて

結果的に自分のスキルを高めることにもつながりました

自分で選んだ未来へ(大学進学へ)


高校生活を通して、自分の心地よさや価値観を大切にする感覚が育っていきました

その積み重ねが、大学受験という大きな選択の場面でも、しっかりと私を支えてくれました。

偏差値や世間の評価ではなく、

「本当に勉強したいことができるか」

「ここで過ごす自分を想像できるか」という感覚を大切にして、

進学先を選びました。

「ここの学生になりたい」と思える大学に出会えたことは、私にとって何よりも重要なことでした。

この選択ができたのは、高校で自由な校風の中、自分の意志を育てることができたからです。

自分で考えて行動することが当たり前だった日々が、

私の中に「自分で選んでいい」という感覚を根づかせてくれました。

そして大学へ進学

私の選択が「自分にとって正解だった」と、心から思っています。

次の話はこちら

10話「大学に行ったから、分かったこと。私も好きなことをしていいんだ!」
あぱち
あぱち

ご覧いただきありがとうございます!

進学するたびにカルチャーショックを受けるタイプでございます。。。新しい環境は苦手だ

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