三國万里子さんのエッセイ『編めば編むほど私はわたしになっていった』を読みました。編み物の本を探していたはずなのに、ページをめくるほど“日常の小さな時間”が愛おしく感じられる不思議な一冊です。編み物の話は多くないのに、なぜか編みたくなる。家族との時間や、ふとした思い出が静かに心に残るエッセイでした。この記事では、特に印象に残ったエピソードや読後の気づきをまとめています。
「編めば編むほど私はわたしになっていった」とは
- 著:三國万里子
- 出版社:新潮社
- 発売年:2022年9月29日
- 「ずっと息苦しさを抱えていた少女が、編み物の世界で自分の居場所を見つけていく──その半生をたどる温かなエッセイ。」ー Amazon商品紹介より
ニットデザイナーの三國真里子さん初のエッセイ集
三國さんは、ほぼ日に「Miknits」という編み物のお店をオープンされていて、どの作品もかわいらしく、セーターのキットが欲しくなってしまいます。
https://www.1101.com/store/miknits/2025aw/index.html
編み物の本が読みたかったのですが、この作品は編み物の話は少ないです。でもそれが逆に、編み物が日常にあることを感じさせました。
編み目が一つずつ増えていくように、人生も少しずつ前へ進んでいくのだと感じさせてくれる一冊です。タイトルがそのまま作品のテーマを表しているように思いました。
小さいセーターを編む話
特に心をつかまれたのが「小さいセーターを編む話」。 内容はシンプルなのに、編み物のワクワクがぎゅっと詰まっています。
「晩御飯を食べた後にさっそく取り掛かった」という一文に、 “ああ、この感じわかるなぁ” と胸が高鳴りました。
疲れている自分に気づきながらも、完成に近づく喜びに背中を押される—— これこそ手芸の醍醐味ですよね。読んでいるうちに、自然と編み物がしたくなりました。
また、「編みもの作家」として初めての商品が売れたときのエピソードも興味深く、三國さんの歩みをより身近に感じられました。
家族・夫婦・仲間との時間
旦那さまとお寿司を買ってお花見へ行き、午後はそれぞれの時間を過ごす—— そんな一日の描写がとても素敵で、いとおしく感じました。
こんなふうに、誰かと同じ景色を楽しみながら、 そのあと自分の時間も大切にできる日々を過ごせたらいいなぁと思いました。 (そしてその時間に編み物をしたい。)
ほかにも息子さん、おじさん、などご家族のお話もされています。
そういった大切な瞬間を言葉で丁寧に伝えられる人になりたい、と感じさせてくれるエッセイでした。
まとめ

編み物の話は少ないですが、文章がすごくきれいで、読んでいるうちに自分の生活の中の“なんでもない時間”がちょっと愛おしく感じられました。あの時の気持ちとか、忘れていた思い出がふっと浮かんでくるような感覚もあって、読みながら何度も立ち止まりたくなる本でした。
まだ私自身、人生経験が浅くて「今はまだ全部は分からないかも」と思うところもあったけれど、それも含めてまた読み返したくなる一冊です。きっと、違うタイミングで読むとまた別のところが響くんだろうなぁと思いました。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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