時計館の殺人|国立科学博物館へ!

読書後の余韻を楽しむ記録です。

読んだ方なら、共感できる部分があると思います。

明確なネタバレは含みませんが、予想できてしまうかもしれませんのでご注意ください。

また、私の読書後の楽しみ方も含まれています♪

🚢読書をきっかけに、楽しい人生を送っています

『時計館の殺人』との出会い

館シリーズの5作品目として

 館シリーズを今年から読み始めました。中断していましたが、YouTubeとXで刺激を受けて、再開しました!

 ミステリー小説は初心者ですが、「方舟」(夕木 春央)を読んだ時の衝撃が忘れられず…

 そこからミステリー小説に興味がわいて少しずつ情報を集めているところです。

ミステリー小説にはまったきっかけ↓

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館シリーズ

 綾辻行人さんの館シリーズは、1987年に出版された「十角館の殺人」が1作目。「あの1行の衝撃」は有名ですよね。

 あぱちも「ひえぇぇぇ」となったものです!

それぞれの“館”が物語の鍵を握っていて、建物そのものが登場人物のように存在感を放っています。

綾辻行人『館シリーズ』(刊行順)
  • 第1作:十角館の殺人(1987年)
  • 第2作:水車館の殺人(1988年)
  • 第3作:迷路館の殺人(1988年)
  • 第4作:人形館の殺人(1990年)
  • 第5作:時計館の殺人(1991年)
  • 第6作:黒猫館の殺人(1992年)
  • 第7作:暗黒館の殺人(2004年)
  • 第8作:びっくり館の殺人(2012年)
  • 第9作:奇面館の殺人(2012年)

参考:館シリーズの読む順番一覧|BOOKシリーズ

5作目を読んだ時点では、水車館が好きかなぁ。地下が苦手なもので…

「時(とき)」「時間(じかん)」について、考える


「時計館の殺人」あらすじ(AI情報)※ネタバレなし

 鎌倉の外れに建つ謎の建築「時計館」。そこには、10年前に亡くなった少女の霊が棲むという噂があった。

 オカルト雑誌『CHAOS』の企画で、編集者・学生・霊能者など計9名がこの館に3日間泊まり込み、交霊会を行うことに。 交霊会の夜、美貌の霊能者が忽然と姿を消し、翌日には館内で殺人事件が発生。さらに、館の鍵がなくなり、外部との連絡も絶たれてしまう。

 閉ざされた空間で、次々と起こる不可解な事件。 館に仕掛けられた“時間”のトリックと、登場人物たちの心理が交錯する中、探偵・鹿谷門実が真相に迫っていく。

「時間」は“時計”を見ないと認識できない

 タイトル通り、今回の事件のポイントは【時間】。あらすじからは予想できないトリックがありました。

 言われてみると、「確かに…」と今回のトリックには共感と納得をしました。

 私たちは時計を見て、時間の認識をしているんですよね。

 私は、普段の生活を考えてみると、自分で自分をだましてしまっていることもあるのでは!?と考えました。

(例:時間を見ずに桃鉄をし続けたり、スマホをだらだらみたり笑)

時間が早く過ぎればいいって思った経験は誰もがあると思います。

「そうするしかなかった」

 読書しているといつもこう思うんですよね。

 事件の加害者側に立つとしたら、その人なりの正義があったうえで、そうする選択肢しかなかったんだろうなと、いつも感じます。

 時計館の殺人のあの二人も、悲しみや不安を乗り越えるために、それぞれが“そうするしかなかった”という選択だったのだろうと、共感してしまいました。

 その選択をすることで、自分を守ることができたのだろうと思ってしまいます。

「現実は幻想にすぎない」

 これは探偵・鹿谷門実が言ったセリフ。私の心に刺さった一文です。

 社会の安定とは、幻想を万人に認めさせること。その幻想が機能しすぎると、異質なものを排除しようとする。

 毎日の生活や世の中って確実なもののような気がするけど、意外とそうじゃないのかもしれませんね。

 こういうセリフがあるから読書って、面白い。

読書後の楽しみ方|「読む。そして、やってみる。」

国立科学博物館へ行ってみた!

Screenshot

 上野動物園がある上野恩賜公園の中にある博物館です。

 自然史と科学技術史に関する調査・研究と標本や資料の収集・保管、そして展示を行う博物館とのこと。

 日本館地球館の2つの構成で、どの展示も見やすく、歴史を感じることができます。

 日本館は、階段や吹き抜けのデザインも素敵でした!

「時」を知る-時計-

 時計が並ぶ展示は、見ごたえがありました。

 時計って、改めて見るとかわいいデザインですよね。(それが語彙の少ない私の感想。笑)

 町に出れば、歴史を感じる重厚なものもあれば、近未来的な明るいデザインのものもあるな、と実感。

 今回複数の時計が並ぶ様子を見て、このように時計が108個ある“時計館”だったら…と想像が膨らみました。

 読書しながら想像しているわけですが、やっぱり実物を見ると心に来るものがありますね!

地下から地上へ。本の中の“隠し通路”を思い出す

Screenshot

 博物館は地下にも展示があるんです。外に出ると、クジラがいます。

 地下展示から地上に出たとき、外の光を感じて、

 本の中の隠し通路から外に出た場面が重なりました。

 あの瞬間、どれだけ驚いただろう。瞬間的に理解できたかしら?

 しかもそのまま…だからね。

まとめ|読む。そして、やってみる。

 『時計館の殺人』は、私にとっては“時間”や“自分の選択”について考えるきっかけをくれました。 

 読書の余韻って、確実にあるけど、すぐに忘れてしまうんですよね。それを記録して、自分のものにしていきたいです。

  館シリーズはまだまだ続きます。次はどんな仕掛けや言葉に出会えるのか…今からワクワク。余韻を楽しみながら、次の一冊へ進んでいきたいと思います。

あぱち
あぱち

休みの日何をするか迷って、一日が終わってしまうタイプです。笑

本をきっかけにして、楽しい休日を送りたいです!

🚢読書をきっかけに、楽しい人生を送っています。
YouTubeショート動画もぜひご覧ください。

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