将来のお金や暮らしのことに、不安を感じたことはありませんか?
76歳の一橋桐子さんが考えたのは、なんと「刑務所に入れば安心」という答えでした。
『一橋桐子(76)の犯罪日記』は、桐子さんが人に迷惑をかけずにどうやって生きていくかを模索する物語です。
サクッと読めて、明るい読後感。
でも、読み終わると「自分はどんなふうに年を重ねたいか」を考えさせられます。
この記事では、あらすじと結末までの流れ(ネタバレあり)、読んで考えた3つのこと、そして私が読了後に実際にやったことをまとめました。
1.『一橋桐子(76)の犯罪日記』 概要
作品基本情報
- タイトル:一橋桐子(76)の犯罪日記(Amazonリンク)
- 著者:原田ひ香
- 出版社:徳間書店
- 発売年:2020年 (文庫化:2022年)
同居していた親友を亡くし、
将来への不安を抱えた76歳の一橋桐子は、「刑務所に入れば安心」と考え、
人に迷惑をかけずに長く入れる犯罪を探し始めます。
けれど、出会う人たちとの関わりが、桐子の生活を大きく変えていく物語です。
シリーズ作品
- 一橋桐子(76)の犯罪日記※本記事の作品
- 一橋桐子(79)の相談日記
続編の一橋桐子(79)の相談日記も楽しみ!今後、記事にする予定です✨
2.超・簡潔にわかる!『一橋桐子(76)の犯罪日記』

『一橋桐子(76)の犯罪日記』は、76歳の一橋桐子が、一緒に住んでいた友達の死をきっかけに将来への不安を抱え、「刑務所に入れば安心できる」と、人に迷惑をかけずに長く刑務所に入れる犯罪を探し始めます。
犯罪の方法を周りの人に聞いて回るうちに、さまざまな人との出会いが生まれ、気づけば桐子さんを支えてくれる人たちが増えていく様子が✨
ドラマを見ているかのような語り口でさくっと読めるのに、高齢者の孤立や貧困といった重いテーマも詰まっていて、自分のこれからを考えさせられる一冊です。
登場人物
一橋桐子 清掃のパートをしている76歳。同居していた友人のトモを亡くし、将来への不安から「刑務所に入れば安心」と、人に迷惑をかけずに長く入れる犯罪を探し始める。
トモ 桐子の学生時代からの親友。3年間、協力しながら楽しく暮らしていたが、病気で他界する。
雪菜 コンビニバイトの女子高生。桐子の犯罪を未遂で見つけた。家に居場所がなく、桐子の家に来るようになる。
門野 桐子が住むアパートの大家
相田 桐子に高齢者アパートを紹介してくれた不動産屋さん
久遠 桐子が清掃に入るビルで知り合ったビルのオーナー
超・簡潔にわかる!結末までの流れ(ネタバレ)
何が起こるのか、物事の展開だけをまとめると以下の通り!
①一緒に住んでいたトモの死をきっかけに、桐子が将来への不安を抱える
②「刑務所に入れば安心」と考え、人に迷惑をかけずに長く入れる犯罪を探す
③刑務所には入らず、周囲の人の助けや人とのつながりに救われ、生活をしていくことになる
サクッと読める文章と桐子さんの明るい雰囲気の物語ですが、老後の生活や人生について考えさせられました。
桐子さんは老後の不安を抱えるものの良い方向に向かいました。
ですが、現実には、追い詰められて本当に犯罪を犯さないと生きていけなくなる人もいるはずです。
読後感は明るく、すっきりしていますが、改めて考えてみると、テーマの重さに驚きました。
3.『一橋桐子(76)の犯罪日記』|自分らしく心地よく生きることを考える
『一橋桐子(76)の犯罪日記』は、老後の不安や人とのつながり、そして自分らしい生き方について描かれています。
ここでは、私が考えた点を3つまとめてみました。
読書後の振り返りの時間のおともに読んでくださいませ♪
「新しいことに挑戦する」|桐子さんの人柄の魅力

76歳の桐子さんは、将来に不安がでたときに、問題を放置せずに、新しいことに挑戦しようとします。
(それが「犯罪」なのですが…びっくり)
まじめで誠実で、自分のことは自分でやるという意志がある。
相手がだれでも誠実に向き合い、まじめに考えます。
- 新しいことに興味を持つ
- 場面に合わせた服装
- まじめで、誠実でいる
- きちんとした生活
- 自分のことは自分でやる
そうして、気づけば、桐子さんを支える人たちが増えていきます。
それは、桐子さん自身の人柄があってこそだと思います。
人生は、「運がよかった!」と思うこともありますが、そのチャンスを逃さない人であることは必要なんだろうな~と考えました。
「限られた範囲の中でも、生活を楽しむ」|将来のなりたい自分像

読んでいて、将来の自分のことも考えました。
桐子さんのように年を重ねたとき、どんな自分でいたいか。
私がこの本を読んで、考えたのは以下の内容です↓
- 謙虚であること
- 不安を感じない資産を持つこと
- 生活力を高めること
- (できる限りの)健康を保つ
- 人と穏やかに関わること
自分の考えをきちんと伝えることも含めて、桐子さんの姿は「なりたい自分像」のヒントになりました。
あなたは、将来どんな自分でいたいと思いましたか?
「さくさく読めるのに、重いテーマ」|ユーモアと社会問題のギャップ

原田ひ香さんの作品は、ドラマを見ているような感覚で読みやすく、テンポよく物語が進んでいきます。
しかし、読み終わったあとに考えてみると、この作品は高齢者の孤立や貧困といった、重いテーマがありました。
桐子さんは良い方向に向かいましたが、現実にはもっとシビアな状況の人もいるはずです。
高齢者の孤立、貧困、(少子化も?)、実際の社会を想像してみると、心にずっしり来るものがありました。
読み終わったあとに、テーマの重さが残る。その余韻も、この作品の力だと思います。
4.読了後にしたこと✨

「こうなりたい」から、読む本リストを作った
第3節で考えた「将来のなりたい自分像」。
謙虚であること、資産を持つこと、生活力を高めること。
いろいろ考えていたら、読みたい本リストができました!
『本当の自由を手に入れる お金の大学』両@リベ大学長
お金の基礎を、一から学び直すために。
『バビロン大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン
お金の古典も、読んでおきたい。
『反応しない練習』草薙龍瞬
人と穏やかに関わるために。
『老後の資金がありません』垣谷美雨
映画が面白かったので、原作も読んでみたい。
『夫婦のトリセツ 決定版』黒川伊保子
愛読書『夫のトリセツ』の、その先の決定版。
自分がどんな人!?MBTI診断やってみた!
どんなひとになりたいか、の前に現状の自分を知りたい!ということで!
MBTI診断もやってみました。ずっと気になっていて、ようやく笑
結果はINFJ-T(提唱者)でした。
静かに考えるのが好きで、人の気持ちが気になるタイプ、だそうです。
当たっているような、いないような。でも、自分の傾向を知るって面白いですね✨
これからの方はぜひ! → 無料でできるMBTI診断はこちら(16Personalities公式)
私のブログでは、読書を通して生活や人生を少しずつ変えていくことを大切にしています。
この本は、まさにこれからの人生をどう生きたいか、ということを考えさせられました!
📚こちらもどうぞ♪
原田ひ香さんの作品を、もっと知りたい方へ
「こうなりたい」を、朝の習慣から始めたい方へ
5.『一橋桐子(76)の犯罪日記』|まとめ

『一橋桐子(76)の犯罪日記』を読んで、私が特に考えたことは次の3つです。
- 人に助けてもらえる「人柄」の大切さ
- 将来のなりたい自分像
- 高齢化という社会問題のテーマ
桐子さんの明るさと、周りの人たちの温かさを思い出すと、自分の将来も前向きに考えられます^^
私自身もこの本を読んで、「どんなふうに年を重ねたいか」「これからの暮らしの土台をどう作るか」と、ゆっくり考えることができました。
さらに、この一冊をきっかけに、次に読みたい本のリストを作ったり、MBTI診断をやってみたりと、本を読み終えたあとも楽しい時間が続きました。
まずは私も、不安があるときにも、桐子さんのように新しいことに興味を持ってみようと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!
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