『キミの一歩 アフリカ』読書感想文の書き方【夏の課題図書/小学校高学年】

夏休みの読書感想文…本を読むのが好きでも、なかなか悩む夏休みの宿題ではないでしょうか。

こちらの記事では、お子さん自身が考えて、自分のことばで楽しく読書感想文を書くことを目指しています。

2026年・小学校高学年の夏の課題図書『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を題材に、

テーマの整理・書き方のコツ・質問例・構成の作り方・ショートサンプル までをまとめました。

『キミの一歩 アフリカ』は、アフリカで生きる子どもたちの生活を通して、 アフリカの現状とその中でも夢を持つことについて教えてくれる作品です。 環境のちがい、生活のちがい、そして未来への希望── 実例を通して、感想文に必要な“考える材料”が自然に引き出されるようになっています。

親子で取り組める内容になっていますので、夏休みの読書感想文づくりのサポートとして、ぜひご活用ください。

(※作品を読んだあと、必要な部分をご活用ください✨)

1.本の基本情報


2.超・簡潔にわかる!『 キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』

アフリカで暮らす子どもたちの生活の現状を紹介するノンフィクション作品です。

アフリカの子どもたちが直面する課題は、貧困・教育・環境・医療など多岐にわたります。

本書はそれらをアフリカの子どもたちを切り口に紹介、親子で「世界の現実」を知るきっかけになります。

アフリカの子どもたちの姿は、 「自分の生活のありがたさ」「学ぶことの意味」「一歩ずつ進む力」など、 子どもが感想文で書きやすいテーマにつながります。

超・簡潔に分かる!結末までに起こること

① アフリカの子どもたちの生活と支える大人について具体的に知る

②環境問題や医療の課題が、子どもたちの生活に直結していることを知る

③教育の力が未来を変えることを知る

高学年の課題図書のほかの作品の解説はこちら

『ポジション』読書感想文の書き方【夏の課題図書/小学校高学年】 『ミシュカ』読書感想文の書き方【夏の課題図書/小学校高学年】

3.「 キミの一歩 アフリカ 」のテーマを深掘り!読み解く3つのポイント

貧困・環境・医療・教育など、さまざまな問題を“具体的な生活の場面”から知ることができ、感想文を書くうえで大切なテーマがぎゅっと詰まっています。

ここでは、感想文の土台となる 3つのテーマ を整理しておきます。

この3つを押さえておくと、子どもが自分の言葉で考えを広げやすくなり、感想文の内容にも深みが出てきます。

アフリカの現状を知る|こどもたちの生活から考える

この本の中心にあるのは、「アフリカにはさまざまな問題があり、それが子どもたちの生活に直結している」ということ。

水不足、医療の不足、ゴミ問題、干ばつ、動物の減少、学校に行けない子どもたち── 聞いたことはあっても、アフリカにすむ人の生活ベースで考えると、その現状がイメージしやすいと感じました。

  • ライフラインが整っていないスラムでの生活
  • 予算が足りずに、良い教師が不足している
  • 豊かな国が作ったファストファッションの古着がゴミとしてアフリカに来ている
  • 病院や薬の不足。補装されていない場所への緊急搬送が困難

アフリカには、様々な問題があることがわかります。

おすすめは、 気になる問題を1つ選び、ほかの本や動画で追加の情報を調べることです。

(本作の中では、ディズニー映画「クイーン・オブ・カトゥエ/奇跡のチェックメイト」が紹介されていました!)

感想文にテーマが生まれ、内容が深まります。

問題の中で生きる子どもたちを想像する|“生活の違い”に気づく学び

アフリカの過酷な環境の中で、毎日を生きている子どもたちがいます。

つい「遠い国の話」「昔の話」のように感じてしまうこともありますが、

何気ない毎日を送っている、今この瞬間にも、アフリカで生活をし、苦しい状況にいる人もいます。

  • 家の仕事を手伝うため、学校にすら行けない
  • 給食を残して持ち帰り、きょうだいに食べさせる
  • 病気になっても治療が受けられない
  • 肉が食べられるのは週に一回だけ

こんな現実があります。

子どもたちが「自分の生活との違い」を考えてみると、どうでしょうか。

「もし自分だったらどう感じるだろう?」

「どうしてこんな状況が起きているんだろう?」

こうした問いが自然と生まれるでしょう。

夢を持つ子どもたちと、それを支える大人|将来へ進んでいく

アフリカの学校にも、夢を語る子どもたちがいます。

アフリカの困難な環境でも、自分の夢ややりたいことを見つけて、必死に生きる子どもたちがいるのです。

「大きくなったら○○になりたい!」という気持ちは、日本の子どもたちと同じです。

そして、子どもたちが夢をもつことを支える大人たちもいます。

本書は、教育が子どもたちの未来を変える大きな力になることを伝えています。

  • 未来への希望を持つ
  • 夢をもつことができる(学ぶことで選択肢が広がる)
  • 読み書きができることで仕事につながる

という良い循環を生み出します。

「ゾウを食べるにはひと口ずつ」というタイトルは、 どんな大きな問題でも、一歩ずつなら前に進めるというメッセージ。

子どもたちが自分の生活に重ねて、 「学べることのありがたさ」「自分の夢」「チャレンジすること」 などを考えてみましょう。

4.全体をイメージすると、感想文はスラスラ書ける|全体の構成

読書感想文を書くための原稿用紙とえんぴつ、消しゴムが机に置かれている様子。

感想文は、いきなり書き始めるよりも、まず“全体の流れ”をイメージするとスラスラ書けるようになります。

文章の順番が見えていると、書く内容が自然に決まり、迷わず書き進められます。

付箋にメモをして、構成を考えてみるのもおすすめです。

「どの順番で書くか」を決めるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。

私なら、以下のような順番で書いていきます。

読書感想文の構成

① この本を選んだ理由

・どうしてこの本を読もうと思ったのか

・表紙の雰囲気、アフリカへの興味、「世界の子どもたちの生活を知りたい」という素直な気持ちなど

② 印象に残った場面

・印象に残った写真や説明

・その場面を選んだ理由

・自分がどんな気持ちになったか、なぜそう感じたのか

例:

  • スラム街での生活の様子
  • 給食を持ち帰り、きょうだいに食べさせる場面
  • 古着が「ゴミ」としてアフリカに流れ着く現実
  • 夢を語る子どもたちの姿

③ 考えたこと・やってみたこと

・アフリカの問題をどう感じたか

「自分の生活との違い」に気づいたこと

夢を持つ子どもたちの姿から何を学んだか

教育が未来を変える力になることをどう受け取ったか

自分の生活や経験と重ねて気づいたこと

(あれば)読んでからやってみたこと → 気になる問題を調べてみた/紹介されていた映画を見てみた/自分の夢について考えてみた など

④ まとめ

・この本を読んで一番心に残ったこと

・これから自分がどうしたいと思ったか

・読んでよかったと思う理由

・自分の「一歩」についてまとめる

5.「 キミの一歩 アフリカ」子どもの考えを引き出す質問例

『キミの一歩 アフリカ』は、 “アフリカの現状” と “子どもたちの生活” と “夢に向かう力” がテーマのノンフィクション。

子どもが自分の経験とつなげて考えられるように問いかけを工夫すると、 感想文の内容がぐっと深くなります。

アフリカの現状から考える|“世界の問題”を自分ごとにする

まずは、アフリカの生活や問題に注目し、そこからイメージを広げてみましょう。

  • アフリカと比べて自分の生活はどう?
  • どの問題が一番気になった?
  • 大変そうだと思ったことはどれ?
  • アフリカの気温ってどれくらいだと思う?
  • アフリカの国で知っているのはどこ?
  • 一番驚いたことは?

なんとなく知っていたことでも、『もし自分だったら?』と置きかえてみると、ぐっと考えやすくなります。

問題の中で生きる子どもたちを想像する|“生活の違い”に気づく学び

アフリカの子どもたちは、過酷な環境の中でも毎日を生きています。

自分と年の近い子どもだからこそ感じられることがあるかもしれません。

  • お腹が減って寝るつらさ、想像できる?
  • 本に出てきた環境で生活できそうかな?
  • もし自分が同じ状況だったらどう感じる?
  • アフリカの子どもたちに会ったら、何を聞いてみたい?

「自分の生活との違い」を考えると、感想文の材料が一気に増えます。

アフリカが抱える問題は多岐にわたることが本書で説明されているので、自分が一番興味を持った内容をピックアップしてよいと思います。

夢を持つ子どもたち|“未来へ進む一歩”を見つける

アフリカの子どもたちにも、日本の子どもたちと同じように夢があります。

そんなふうに、環境は違っても“同じように未来がある”ことを感じてみてください。

  • あなたの夢は?
  • その夢に向かう一歩って何だと思う?
  • アフリカの子どもたちの夢と、自分の夢はどう違う?
  • 学べることって当たり前じゃないって、どう感じた?

「ゾウを食べるにはひと口ずつ」というタイトルのように、 どんな大きな夢でも、一歩ずつなら前に進めます。

そして、「自分の一歩」を考えられると、感想文の締めがとても書きやすくなりますよ。

⭐質問のコツ|子どもの言葉を引き出す魔法のリアクション

子どもから言葉が出てきたら、 「それ、いいね!」 「なるほどね~!」 「それは気付かなかった!」 と、気持ちを受け止めてあげること。

とにかくたくさん言葉を引き出して、考えを深めていきます。

多少、ずれているような回答でもOKにして、じゃんじゃん言葉を増やしていくことがポイント

出てきた言葉は、どんなに小さくてもメモしておきましょう。

メモはあればあるだけ、あとで助かります。 その言葉こそが、感想文の“材料”になります。

6.感想文を書いてみた!(ショートver.)

読書感想文を書くための作文用紙とえんぴつ、消しゴムが机に置かれている様子。

実際に書いてみました!

要素だけを入れた簡単バージョンになりますが、全体のイメージが伝わればと思います。

感想文サポートのきっかけにしてください。

この本を選んだ理由は、 アフリカの子どもたちがどんな生活をしているのか気になったからです。表紙がチェスのイラストが描かれていたのも気になりました。

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わたしが一番印象的だったことは、 干ばつで水や食べ物が手に入らない地域があることです。 雨がふらない日がつづくと、農作物が育たず、子どもたちも十分な食事をとれないことがあると知りました。

水が飲めず、のどがかわいたまま寝る日もあると読み、 どんなにつらいことだろうと思いました。

日本では水道をひねれば水が出るので、 「水がない生活」を考えたことがありませんでした。私はプールも好きなので、そういったこともできないのだと知り、今の私の生活はとても恵まれているのだと思いました。

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この本を読んで、わたしは 「水や食べ物があることは当たり前じゃない と気づきました。 干ばつの中では、勉強することもむずかしく、 家の仕事を手伝う子どももいると書かれていました。

わたしは、毎日学校に行けることや、 おなかいっぱい食べられることがどれだけめぐまれているか、 あらためて考えることができました。

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また、アフリカの女の子が 「大きくなったら、チェスのプレーヤーとプロのダンサーになりたい」 と夢を話している場面が心にのこりました。 どんなに大変な環境でも、夢を持って前に進もうとしている姿がすてきでした。 また、夢を持てるように学校を作ったり、環境を整える人たちがいることも知りました、日本人でもアフリカで生活をしていて、支援する仕事をしている人がいるとは知らなかったので、驚きました。

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さいごに、「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉を読んで、 大きな問題でも、一歩ずつなら前に進めることを知りました。本に出てきた子どもたちは、わたしと年齢が近いのに、とても頑張って生活しているのだと思います。私はもっと頑張れると思います。勉強や習い事など、めんどくさがらずに感謝しながら進めていきたいです。

この本を読んで、アフリカの環境の難しさと、 アフリカにすむ子どもたちの夢があることを知りました。私も将来に向けて一歩を踏み出したいです。

7.『 キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』まとめ|“いのちがつながる”ことに気づく

『キミの一歩 アフリカ』は、アフリカで生きる子どもたちの姿を通して、 アフリカにはさまざまな困難があり、それが子どもの生活や未来に影響していることを教えてくれる作品です。

それでも子どもたちは、 夢を持ち、前に進もうとする力を失わず、 その一歩を支えようとする人たちもいます。 環境はちがっても、子どもたちが未来へ進もうとする気持ちは同じだと感じられます。

そして、タイトルの 「ゾウを食べるにはひと口ずつ」 という言葉が伝えるように、 どんな大きな問題でも、一歩ずつ進めば変えていけるという希望が感じられます。

あぱち
あぱち

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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