『ニャンの日にまいります!』のテーマ整理と例文|読書感想文

読書感想文…本を読むのが好きでも、なかなか悩む課題ではないでしょうか。

こちらの記事では、お子さん自身が考えて、自分のことばで楽しく読書感想文を書くことを目指しています。

今回は『ニャンの日にまいります!』を題材に、 テーマの整理・書き方のコツ・質問例・構成の作り方・ショートサンプルまでをまとめました。

『ニャンの日にまいります!』は、晴也が猫のカギ助との出会いをきっかけに、 夢の国を通して、現実の世界を“自分の生活を立て直していく”姿をえがいた物語です。

「こうありたい自分」「行動する勇気」「大切な人への思い」など、

子どもが自分の生活と重ねて考えやすいテーマがつまっています。

物語の理解を深めながら、感想文に必要な“考える材料”を自然に引き出せるように構成しています。

親子で取り組める内容になっていますので、夏休みの読書感想文づくりのサポートとして、ぜひご活用ください。

(※作品を読んだあと、必要な部分をご活用ください✨)

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1.本の基本情報

  • タイトル: ニャンの日にまいります!(Amazon)
  • 著者:木内 南緒 (作)酒井 以 (絵)
  • 出版社/出版年:岩崎書店/2022年
  • 対象学年: 小学校中学年
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2.超・簡潔にわかる!『 ニャンの日にまいります!』

4年生の晴也は、2か月前に両親が離婚し、学校でからかわれることが増えていました。 同級生の中村さんも、お母さんがいないことでからかわれ、2人は「貧乏神」と呼ばれてしまいます。

学校生活がうまくいかない。そんな晴也の前に現れたのが、猫のカギ助です。 晴也に助けられたカギ助は、晴也を“夢の国”へ連れていく不思議な力を持っていました。 夢の国での体験は、晴也の生活を少しずつ変えていきます。

超・簡潔に分かる!結末までに起こること

晴也はカギ助と出会い、“ニャンの日”だけ夢の国へ行けるようになる。

夢の国での体験をきっかけに、現実の生活が少しずつうまくいき始める。

カギ助を守るため夢の国を封印し、「元気でいてくれるだけでうれしい」と気づく。

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『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』読書感想文の書き方【夏の課題図書/小学校中学年】 『まだまだここから』読書感想文の書き方【夏の課題図書/小学校中学年】

3.『ニャンの日にまいります!』|テーマについて考える

『ニャンの日にまいります!』は、晴也が猫のカギ助との出会いをきっかけに、 夢の国と現実の世界の両方で“自分の生活を立て直していく”物語です。

夢の国では、晴也が「こうありたい」と願う世界が広がり、 現実では、夢の国の影響を受けて、行動したことで人間関係や生活が少しずつ変わっていきます。

ここでは、感想文を書くときに“テーマにしやすい視点”を3つ紹介します。

※あくまで一例です。読書感想文に正解はないので、ぜひ自分の感じたことを書いてくださいね♪

「こうありたいと思うこと」|自分の理想を思い描くことの大切さ

夢の国は、晴也が思い描く“理想の世界”です。

勉強をしたらほめてくれる! 苦手なニンジンが食べられる! 友達に優しくできるようになる!

夢の国での出来事は、晴也が「本当はこうしたい」「こうありたい」と願っている姿そのものです。

私たちの生活でも、ただ毎日を流されるように過ごすのではなく、 「本当はこうしたい」「こんな自分になりたい」と考えることは、とても大切です。

  • 自分が本当は頑張りたいことは?
  • 友達とどんな関係でいたいか
  • 将来どんな人になりたいか
  • 理想を持つことが日々のやる気につながること
  • 自分で自分の生活の舵を取るということ

この視点を軸にすると、 「自分の理想を思い描くことの大切さ」 というテーマで感想文を書きやすくなります。

「行動する勇気」|一歩踏み出すことで世界が変わる

夢の国に行った翌日、晴也は少しずつ行動を変えていきます。

洗濯をしてみる。 中村さんに声をかける。 いじわるしてきた友達に宿題を見せる。

夢の国の影響はあるものの、晴也は“自分の意志”で行動し始めます。

特に、中村さんに対して自分の態度がよくなかったことを反省し、 素直に謝ることができた場面は、とても印象的です。

悩みながらも、勇気を出して行動したことで、晴也の生活は少しずつ好転していきます。

  • 行動してみる勇気
  • 自分の正直な気持ちに従ってみる
  • 挑戦してみた経験
  • 小さな一歩が状況を変えること
  • 行動することで自分の世界が広がること

この視点は、 「行動する勇気が、自分の世界を変える」 というテーマで書きやすくなります。

「大切な人がいること」|“元気でいてくれるだけでうれしい”という気持ち

晴也と中村さんは、それぞれ両親の離婚と母親との死別という事情を抱えています。

夢の国では、カギ助が死にそうになり、 晴也はカギ助を助けるために夢の国を封印する決断をします。

そのとき晴也が言った 「元気でいてくれるだけで、こんなにうれしいことか」 という言葉は、読者の心にも強く残る場面です。

そこから中村さんの立派な行動の意味にも気づいていきます。

友達と仲良くいられること、 家族がそばにいてくれること、 大切な人が元気でいてくれること—— それらがどれほど幸せかということを気づかせてくれます。

  • 自分の周りにある幸せ
  • 大切な人への思い
  • 誰かが元気でいてくれることのありがたさ
  • 仲良くいられることの幸せ
  • 当たり前に見える日常の価値

この視点は、 「自分の周りにある幸せに気づくこと」 というテーマで深い文章につながります。

4.全体をイメージすると、感想文はスラスラ書ける|全体の構成

感想文は、いきなり書き始めるよりも、まず“全体の流れ”をイメージするとスラスラ書けるようになります。

文章の順番が見えていると、書く内容が自然に決まり、迷わず書き進められます。

付箋にメモをして、構成を考えてみるのもおすすめです。

「どの順番で書くか」を決めるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。

私なら、以下のような順番で書いていきます。

読書感想文の構成

① この本を選んだ理由

・どうしてこの本を読もうと思ったのか
・表紙の猫や、夢の国という言葉が気になった
・先生にすすめられた、友だちが読んでいた、猫のお話が好きだった…など
・「自分の気もちと本のテーマをつなげる」と説得力が出る

② 印象に残った場面

・心に残った場面やセリフ
・その場面を選んだ理由
・自分がどんな気もちになったか、なぜそう感じたのか

③ 考えたこと・やってみたこと

・晴也の気もちをどう想像したか
・自分だったら、どんな夢の国にするか
・話しかけること、あやまること、行動する勇気について気づいたこと
・大切な人が元気でいてくれることのありがたさ
・自分の生活や経験と重ねて思ったこと
・読んでから調べたこと、やってみたこと

④ まとめ

・この本を読んで一番心に残ったこと
・これから自分がどうしたいと思ったか
・読んでよかったと思う理由

最後は、全体をまとめて、読後の気持ちを素直に書けばOKです。

5.『ニャンの日にまいります!』|感想文を書いてみました♪(ショートver.)

作文の原稿用紙と鉛筆、消しゴム。読書感想文を書くことを表しているイメージ

わたしも、実際に書いてみました!

要素だけを入れた簡単バージョンになりますが、全体のイメージが伝わればと思います。

感想文を書く際の参考にしてください。

(こちらの記事では本の内容をすべて書いているわけではないので、具体的ではない内容があることをご了承ください。)

「ニャンの日にまいります!」感想文、書いてみた。

 この本を選んだ理由は、表紙の猫がかわいくて気になったことと、 「ニャンの日」という言葉がわからなかったので、読んでみたいと思いました。

ーーーー

夢の国で、晴也がこうなりたい世界があることが面白いと思いました。 勉強をがんばったら花火が上がったり、苦手なニンジンが食べられたりして、「こんな世界があったらいいな」と思いました。

晴也が思っている“理想の自分”が、夢の国にそのまま出てきているようで、 読んでいてわくわくしました。 私だったら、ごはんは、毎日焼きそばがいいし、ペットのケンと話してみたいです。

ーーーー

一番ドキドキしたのは、晴也が中村さんに「ごめんね」と言う場面です。 自分の態度がよくなかったことを思い出して、 勇気を出して話しかけるところがすごいと思いました。

友だちに宿題を見せてあげる場面も、 晴也が少しずつ行動を変えていくのが伝わってきて、 「一歩ふみ出すって大事なんだな」と感じました。

ーーーー

カギ助が弱ってしまう場面では、とても心がしめつけられました。 晴也が「元気でいてくれるだけで、こんなにうれしいことか」と言った言葉が、 読んでいる私の心にも強く残りました。

家族や友だちがそばにいてくれること、 大切な人が元気でいてくれることは、 当たり前じゃないんだと気づきました。

ーーーー

この本を読んだあと、 私も「こうなりたい自分」について考えてみました。 友だちにもっとやさしくしたいことや、 苦手なことにも少しずつ挑戦したいと思いました。

晴也が勇気を出して行動したように、 私もこわいと思っても、少しずつやってみようと思います。

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この本を読んで、こうなりたいと思うことや、行動する勇気の大切さを知りました。 そして、大切な人が元気でいてくれることが、 どれほどうれしいことなのかも分かりました。

晴也のように、私も自分の生活を少しずつ変えていけるようにしたいです。

6.『ニャンの日にまいります!』|まとめ

『ニャンの日にまいります!』は、 晴也が夢の国で“こうなりたい自分”を見つけ、 現実の世界で少しずつ行動を変えていく中で、 理想を持つことの大切さや、 勇気を出して一歩ふみ出すことの力を教えてくれる物語です。

また、カギ助との出会いや別れを通して、 大切な人が元気でいてくれることのありがたさにも気づかせてくれます。

晴也の姿を見て、 自分の生活を見つめ直したり、 友だちや家族への思いやりを考えたり、 「自分も少しずつがんばってみよう」と思える一冊だと感じました。

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※この記事は、読者の方からのリクエストをもとに作りました。
おかげで新しい本に出会うことができ、とても楽しくまとめることができました。
リクエストをいただき、ありがとうございました。

あぱち
あぱち

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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