今回紹介する『リュウグウの砂に挑む』(くもん出版)は、宇宙探査・科学研究のリアルな挑戦が描かれたノンフィクション作品です。
学生時代から扱ってきた分析装置「ナノシムス」を武器に研究を進める研究者の伊藤元雄さんが、 小惑星リュウグウの砂を分析し、太陽系の歴史に迫っていく姿が描かれています。
この記事では、読書感想文を書くときに役立つ“考え方のヒント”をまとめました。 「どう書けばいいかわからない…」という人でも、スラスラ書けるようになるはずです。
あなたの感じたことを、あなたの言葉で書けるように。
感想文に間違いはありません!
(※本を読み終わってから、必要なところだけ使ってください✨)
1.本の基本情報
- タイトル: リュウグウの砂に挑む チームで小惑星のサンプルを分析(Amazon)
- 著者: 伊藤元雄 (著) さらちよみ(絵)
- 出版社/出版年:くもん出版/2025年
- 課題図書の対象学年: 中学生の部(第72回 読書感想文コンクール 2026)
2.超・簡潔にわかる!『 リュウグウの砂に挑む』

小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った“リュウグウの砂”。
著者の伊藤元雄さんはその砂を分析し、太陽系の歴史を読み解こうとするチームに所属。
研究者たちの挑戦が描かれています。
① 学生時代から扱ってきた分析装置「ナノシムス」を使い、海外で宇宙科学分野の研究者になる。
② はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの砂を分析することに
③ 「ゆりかご」という言葉とともに、リュウグウの砂の研究成果を論文として発表する
中学生の部門の作品の中で、一番字数が少なく、ノンフィクション作品なので読みやすいです!
抽象的な表現や、立場の違う人の気持ちを読み取ることが苦手なタイプの方には取り組みやすいと感じました。
後半は宇宙科学の内容満載なので、宇宙や研究職に興味がある方にはぴったりです!
中学生の課題図書の解説はこちら✨
3.『リュウグウの砂に挑む』|テーマについて考える
『リュウグウの砂に挑む』は、 科学技術の発展、失敗しても挑戦し続ける姿勢、そして多くの専門家が協力して研究を進めるチームワークが描かれています。
ここでは、感想文の“テーマにしやすい視点”を3つ紹介します。
※あくまで一例です。読書感想文に正解はないので、ぜひ自分の感じたことを書いてくださいね♪
「科学技術の発展」|宇宙の砂を地球で分析するまでの長い道のり

はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの砂を分析するためには、 研究の前段階から多くの課題があります。
宇宙から砂を持ち帰るためのケースをどう作るか。 空気に触れさせない装置をどう準備するか。 地球に持ち帰ったあと、どうやって安全に移動させるか。
“研究”というと、顕微鏡で観察したり、装置を操作したりする場面を想像しますよね。
その前にも、たくさんの準備と工夫が必要であることが分かります。
- 宇宙から持ち帰ったものを地球で扱うには、多くの工夫が必要になる
- 準備の段階から、たくさんの専門家が関わっている
- 科学技術の発展は、一人ではなく、多くの人の知識と努力で進んでいく
宇宙科学だけでなく、どの分野でも同じように、 技術は少しずつ積み重ねられて発展していくのだと感じられるテーマです。
「あきらめない人」|失敗の連続でも挑戦し続ける強さ

研究の現場では、実験がうまくいかないことが何度もあります。 本の中でも、「失敗の連続」という経験が書かれています。
それでも研究者は、コツコツと挑戦を続けます。
海外での生活や言葉の壁、社会情勢の変化など、研究以外にも大変なことがある中で、 前に進もうとする伊藤元雄さんの姿勢から、学べることがたくさんあります。
本の最後に紹介されるアインシュタインの名言は、 「挑戦し続けることの大切さ」を強く感じさせてくれます。
- 失敗しても、あきらめずに挑戦し続ける
- 思いで伝えられることもある
- コツコツと継続する力
研究者職の方たちのマインドから、失敗してもあきらめずに続けることが、 どれほど大切かが伝わってきます。
「チームで目標に向かう」|一人ではできないことを成し遂げる

リュウグウの砂の分析には、多くの専門家がチームとなって協力しています。
それぞれの分野の専門家が、一つの研究を進めていきます。
一人ではできないことも、チームなら成し遂げられることが分かります。
- さまざまな分野の人が協力して進んでいく
- 一人ではできないことも、チームなら成し遂げられる
- チーム内で情報共有を適切に行い、チーム内のバランスをとる など工夫が必要
本作に出てくるような研究の世界で行われている「チームで取り組む姿勢」は、
学校行事や部活など、中学校での生活につながる大切なテーマだと感じます✨
4.全体をイメージすると、感想文はスラスラ書ける|全体の構成
感想文は、いきなり書き始めるよりも、まず“全体の流れ”をイメージするとスラスラ書けるようになります。
文章の順番が見えていると、書く内容が自然に決まり、迷わず書き進められます。
付箋にメモをして、構成を考えてみるのもおすすめです。
「どの順番で書くか」を決めるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。
私なら、以下のような順番で書いていきます。
① この本を選んだ理由
・どうしてこの本を読もうと思ったのか
・宇宙や科学に興味があった、はやぶさ2のニュースを見たことがあった、研究の裏側を知りたいと思った など
→「自分の関心と本のテーマをつなげる」と説得力が出る
② 印象に残った場面
・著者のアメリカ生活
・リュウグウの砂を扱うための準備の場面
・ナノシムスで分析する場面
・研究者たちがチームで協力している場面
・失敗しても挑戦を続ける姿
③ 考えたこと・やってみたこと
・科学技術が発展するまでに、どれだけ多くの人が関わっているか
・失敗しても挑戦し続ける姿勢について、自分が考えたこと
・チームで協力することの大切さ
・自分の生活や経験と重ねて気づいたこと →自分の生活とつなげると深い文章になる
※1〜2つに絞って、考えたことを詳細まで書いたほうが、感想文全体にテーマがついて書きやすいと思います✨
④ まとめ
・この本を読んで一番心に残ったこと
・これからの生活の中で、活かせそうなこと
・読んでよかったと思う理由
最後は、全体をまとめて、読後の気持ちを素直に書けばOKです。
5.『リュウグウの砂に挑む』|感想文を書いてみました♪(ショートver.)

わたしも、実際に書いてみました!
要素だけを入れた簡単バージョンになりますが、全体のイメージが伝わればと思います。
感想文を書く際の参考にしてください。
(こちらの記事では本の内容をすべて書いているわけではないので、具体的ではない内容があることをご了承ください。)
6.『リュウグウの砂に挑む』|まとめ

『リュウグウの砂に挑む』は、 はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの砂を分析するために、研究者たちが長い時間をかけて挑戦し続ける姿が描かれた作品でした。
科学技術が発展していくまでの道のり
失敗しても挑戦し続ける姿勢
多くの専門家が協力して研究を進めるチームワーク
研究の裏側にある努力と工夫
学校生活や人間関係の中でも大切にしたい“気づき”がたくさんつまっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
読書感想文には正解はありません。 あなたが感じたこと、考えたことを書くことで、 その感想文は“あなたにしか書けないもの”になります。
この記事が、あなたの読書感想文づくりの助けになればうれしいです。応援しています!

ここまでご覧いただきありがとうございました!
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