戦争の悲惨さだけでなく、終戦後も続いていく人生の痛みに向き合う人々の姿を描いたノンフィクション『平和のうぶごえ』。
被爆者として生きてきた早志さんの不安や葛藤、 「原爆の子」に手記を寄せた人たちのその後の人生、 語り継ぐことの難しさや、偏見・差別の現実など、 高校生だからこそ深く考えられるテーマがたくさんつまっています。
この記事では、読書感想文を書くときに役立つ“考え方のヒント”をまとめました。 「どう書けばいいかわからない…」という人でも、書く軸が自然と見えてくるはずです。
あなたの感じたことを、あなたの言葉で書けるように。
感想文に間違いはありません!
(※本を読み終わってから、必要なところだけ使ってください✨)
1.本の基本情報
- タイトル: 平和のうぶごえ 「原爆の子」として生きた80年(Amazon・kindle)
- 著者: 早志百合子
- 出版社/出版年:毎日新聞出版/2025年
- 課題図書の対象学年: 高等学校の部(第72回 読書感想文コンクール 2026)
2.超・簡潔にわかる!『平和のうぶごえ』

本書は、被爆者として生きてきた早志さんの人生を中心に、 戦争を経験した多くの人々の「声」を集めたノンフィクションです。
原爆投下の悲惨さだけでなく、 その後の人生にずっと影響が続く現実、 語りたくても語れない苦しさ、 偏見や差別の存在、 そして「それでも前を向いて生きる人々」の姿が描かれています。
戦争を知らない世代が増える今、 “経験を聞けることの貴重さ”を強く感じる一冊です。
・早志さんが経験した原爆が投下された日から、今までの被爆者としての生活や考えを知る
・原爆の子に手記を出した、様々な方が紹介される
・『原爆の子 その後』という作品が刊行される。さらに被爆体験を伝えるということについて考える
課題図書でないとなかなか手に取らない作品かもしれませんね。
でも、ノンフィクションのため具体的な表現が多く、ほか2つの作品に比べてサクサク読めました。
感想文を書く際にも、自分の意見を存分にかけると感じました!
小学生、中学生の課題図書の解説もしております👇
3.感想文のネタ集め!|本作から考えたことをまとめる
『平和のうぶごえ』は、被爆者として生きてきた早志さんをはじめ、戦争を経験した多くの人たちの声を集めたノンフィクションです。
その中には、岩波書店の『原爆の子』に手記を寄せた人々の“その後の人生”が描かれており、当時の記録の続きとして読み取ることができます。
原爆投下の悲惨さだけでなく、戦争が終わった後も続く人生、偏見や差別、語り継ぐことの難しさなど、様々な立場や考えに触れられるテーマがたくさんあります。
ここでは、感想文を書くときに“テーマにしやすい視点”を3つ紹介します。
※あくまで一例です。読書感想文に正解はないので、ぜひ自分の感じたことを書いてくださいね♪
「戦争は終わっても、人生は続く」|被爆者として生きるということ

早志さんは、原爆投下の瞬間だけでなく、その後の人生でも被爆者として人生を送ります。
「これは被ばくの影響なのか?」という不安に思うことがあったといいます。
就職・結婚・出産など、人生の節目で何度も影がよぎります。
また、79年目に被爆者手帳を交付された方の話からも、戦争の影響が“今も続いている”ことが分かります。
- 被爆の影響が長い人生に及ぶという事実
- 早志さんが抱え続けた不安
- 被爆者二世として生きる子どもたちの現実
- 自分が知らなかった「戦争の続き」への気づき
この視点を軸にすると、 「戦争は終わったのに、終わっていない現実がある」 という深いテーマで感想文を書きやすくなります。
前に進むこと|苦しさを抱えながらも進む姿

早志さんは、被爆者としての苦しみを抱えながらも、フォークダンスや健康体操に打ち込み、二人の子どもを育てます。
お母さまや早志さん自身の病気など、様々なことが起きる中で、少しずつ被爆経験を伝えるという活動を進めていきます。
苦しい経験を抱えていても、前に進む姿は、読み手の心を強く揺さぶります。
- 苦しさを抱えながらも前に進むこと
- 自分が落ち込んだとき、どうやって前を向いてきたか
- 早志さんの生き方から学べること
後半には、「おしゃれにも手を抜かない」という一文と早志さんが健康運動をされている写真も。
このテーマは、 「自分も前向きに生きるために何ができるか」 という日常につながる感想文を書きやすくします。
「戦争経験を伝えるということ」|語れない苦しさと語る必要性

戦争の悲惨さを語ることは、当事者にとって”苦しいこと”です。
今の私たちが想像できないようなことが、当時起きていたのです。
それに加えて、 差別や偏見があり、被爆者であることを隠して生きた人もいます。
それでも、戦争を経験した人が減る今、 「語り継ぐことの大切さ」が示されています。
- 語れないほどの苦しさがあるという事実(正しく伝えられるか、という葛藤)
- 被爆者への差別・偏見という現実
- 経験を語ることの意味
- 戦争を知らない世代として、自分にできること
このテーマは、 「経験を聞くことの意味」「これからの未来のためにできることは」 など、深い文章につながる視点です。
4.全体をイメージすると、感想文はスラスラ書ける|全体の構成
感想文は、いきなり書き始めるよりも、まず“全体の流れ”をイメージするとスラスラ書けるようになります。
文章の順番が見えていると、書く内容が自然に決まり、迷わず書き進められます。
付箋にメモをして、構成を考えてみるのもおすすめです。
「どの順番で書くか」を決めるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。
私なら、以下のような順番で書いていきます。
① この本を選んだ理由
・どうしてこの本を読もうと思ったのか
・戦争や平和への興味?
・「原爆の子」という本は知ってた?
・近代史への興味?
→「自分の関心と本のテーマをつなげる」と説得力が出ます。
② 印象に残ったこと
・早志さんが不安を抱えながら人生を歩むこと
・『原爆の子』に手記を寄せた人の“その後”
・偏見や差別の現実が語られる事実
・語り継ぐことの苦しさと必要性が示されること
心が動いた場面を1つ選ぶだけで、感想文の軸が決まります。
③ 考えたこと・やってみたこと
・戦争の“その後”について考えたこと
・被爆者や被爆二世の不安を知って感じたこと
・偏見や差別について、自分の生活と重ねて思ったこと
・前向きに生きる姿から学んだこと
・戦争を知らない世代として、自分にできる「伝える」という行動
日常の経験とつなげることで、深い文章になります。
④ まとめ
・この本を読んで一番心に残ったこと
・自分の考えが変わったこと
・これから自分がどうしたいと思ったか
最後は、全体をまとめて、読後の気持ちを素直に書けばOKです。
なかなか書き始められない…そんなときにはこちらを!👇
5.『平和のうぶごえ』感想文を書いてみました♪(ショートver.)

わたしも、実際に書いてみました!
要素だけを入れた簡単バージョンになりますが、全体のイメージが伝わればと思います。
感想文を書く際の参考にしてください。
(こちらの記事では本の内容をすべて書いているわけではないので、具体的ではない内容があることをご了承ください。)
7.『平和のうぶごえ』まとめ

『平和のうぶごえ』は、 戦争の悲惨さだけでなく、終戦後も続いていく人生の痛みと向き合う人々の姿を通して、私たちに大切なことを教えてくれる作品でした。
- 戦争は終わっても続く影響
- 前に進もうとする姿勢
- 語り継ぐことの難しさと大切さ
被爆者として生きる早志さんの不安、 「原爆の子」に手記を寄せた人たちのその後の人生、 語ることができないほどの苦しさ、 そして偏見や差別の現実——。
どれも、今を生きる私たちが考えるべき“気づき”が詰まっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
読書感想文には正解はありません。 あなたが感じたこと、考えたことを書くことで、 その感想文は“あなたにしか書けないもの”になります。
この記事が、あなたの読書感想文づくりの助けになればうれしいです。応援しています!

ここまでご覧いただきありがとうございました!
おすすめの本があれば、お気軽にコメントをお願いします♪
2025年は100冊、読書を達成しました!毎月の読書を記録中↓
朝活を楽しんでおります!「朝は人生のボーナスタイム」
私が25年間大切にしている作品↓
↓「にほんブログ村」ぽちっと押して応援お願いします!
