海外のティーンエージャーの生活や病気との向き合うことがリアルに描かれた物語『チーム・テスならだいじょうぶ』(鈴木出版)。
新しい学校になじめなかったテスが、お菓子作りをきっかけに友達をつくり、やがて「ベイクオフ」という大会に挑戦しようとする。しかし、難病のクローン病が発覚し、体調と向き合いながら進んでいく姿が描かれています。
この記事では、読書感想文を書くときに役立つ“考え方のヒント”をまとめました。 「どう書けばいいかわからない…」という人でも、スラスラ書けるようになるはずです。
あなたの感じたことを、あなたの言葉で書けるように。
感想文に間違いはありません!
(※本を読み終わってから、必要なところだけ使ってください✨)
1.本の基本情報
- タイトル: チーム・テスならだいじょうぶ(Amazon)
- 著者: カービー・ラーソン&クイン・ワイアット (著) 杉田七重 (翻訳)
- 出版社/出版年:鈴木出版/2025年
- 課題図書の対象学年: 中学生の部(第72回 読書感想文コンクール 2026)
2.超・簡潔にわかる!『チーム・テスならだいじょうぶ』

難病のクローン病が発覚したテスが、生活が大きく変わっていく中で、「ベイクオフ」というお菓子の大会に挑戦し、病気との向き合い方を知っていく物語。
体調の不安、学校生活の悩み、家族との関係など、さまざまな視点を持つことができる作品です。
主な登場人物
テス 主人公。お菓子作りが得意で、友達をつくるきっかけにもなった“スーパーパワー”を持つ。クローン病が発覚し、生活が大きく変わる。
エリー テスの友達。お菓子作りをきっかけに仲良くなる。明るくて、テスの支えになる存在。
家族(亡くなった父・母・新しい父・妹) テスをそばで支える大切な存在。テスを見守り、応援してくれる。
① 新しい学校になじめなかったテスが、お菓子作りをきっかけに友達と仲良くなる。
② ベイクオフへの挑戦を決めるが、クローン病が発覚し、体調と生活が不安定になる。
③ 家族や友達の応援を受けながら、大会当日を迎える。
海外のティーンエージャーの小説らしく、楽しく読めるのではないでしょうか。
ハンドメイドのおいしそうなお菓子が多く登場するので、気になったものを調べるとさらに楽しめます✨
小学生の課題図書の解説はこちら✨
3.『チーム・テスならだいじょうぶ』|テーマについて考える
『チーム・テスならだいじょうぶ』は、 病気と向き合うこと、どうにもならないことを抱えて生きること、そして大好きなことに夢中になる強さが描かれています。
ここでは、感想文の“テーマにしやすい視点”を3つ紹介します。
※あくまで一例です。読書感想文に正解はないので、ぜひ自分の感じたことを書いてくださいね♪
「テスの持病クローン病」|病気を抱える苦しさ


クローン病は、消化管に炎症が起きる病気。生活に大きな影響が出る病気であることが作中で分かったかと思います。
テスは、体調が悪くても誰にも言えず、受診するまでに時間がかかりました。
- 人に話しにくい病気や症状を持つこと。体調が悪いのに言えない気持ち
- 「今までの生活が、ままならない」つらさ
- 病気がわかっても、すぐに前向きになれない現実
どんどん生活が病気に影響を受けていく過程は、読んでいて本当に苦しかったです。
「どうにもならないこと」|それでも自分の人生を握っている


テスは、お父さんを亡くし悲しさを抱える中、クローン病をもつことになりました。
“どうにもならないこと”と付き合っていかなければなりません。
でも、物語が進んでいく中で、テスは 「自分の人生は自分が握っている」という意識を持つようになります。
そして、「それは自分だけじゃない」と考えるのです。
- どうにもならないことは誰にでもある
- 自分の人生を自分で切り開いていく姿勢
- 人生は、1つのことだけで決まらない(お菓子作りのように、いろいろな要素がある)
テスの言葉や行動から、
「一つのことだけが自分を決めるわけじゃない」
というメッセージが伝わってきます。
「大好きなこと・夢中になれることがある」|人を引き寄せる力


テスのスーパーパワーは お菓子作り。
お菓子作りをきっかけに、親友となるエリーと仲良くなります。
家族や友達など、テスを多くの人が応援してくれるようになります。
- 好きなことが人を引き寄せる
- 一生懸命な姿は応援したくなる
- 家族や友達が“チーム・テス”として支えてくれる
夢中になれることがある人は強い。 テスの姿から、そんなことを感じられます。
とにかく、おいしそうなお菓子がたくさん登場! お菓子の解説も出てきて、調べるのも楽しいポイント✨
4.全体をイメージすると、感想文はスラスラ書ける|全体の構成
感想文は、いきなり書き始めるよりも、まず“全体の流れ”をイメージするとスラスラ書けるようになります。
文章の順番が見えていると、書く内容が自然に決まり、迷わず書き進められます。
付箋にメモをして、構成を考えてみるのもおすすめです。
「どの順番で書くか」を決めるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。
私なら、以下のような順番で書いていきます。
① この本を選んだ理由
・どうしてこの本を読もうと思ったのか
・クローン病について興味があった、海外のティーンの生活に興味があった、お菓子作りが好きだから
→「自分の関心と本のテーマをつなげる」と説得力が出る
② 印象に残った場面
・テスがエリーと仲良くなっていく場面
・クローン病が発覚した場面
・大会に向けてチームで準備していく場面
③ 考えたこと・やってみたこと
・どうにもならないことと向き合う姿
・病気や事情を抱える人について自分が考えたこと
・支えてくれる人の存在、だれかを支えること
・好きなことに夢中になる強さ、自分の”スーパーパワー”は??(自分の強み)
→自分の生活とつなげると深い文章になる
※1・2つに絞って、考えたことを詳細まで書いたほうが感想文全体にテーマがついて、書きやすいと思います✨
④ まとめ
・この本を読んで一番心に残ったこと
・これからの生活の中で、活かせそうなこと
・読んでよかったと思う理由
最後は、全体をまとめて、読後の気持ちを素直に書けばOKです。
5.『チーム・テスならだいじょうぶ』|感想文を書いてみました♪(ショートver.)


わたしも、実際に書いてみました!
要素だけを入れた簡単バージョンになりますが、全体のイメージが伝わればと思います。
感想文を書く際の参考にしてください。
(こちらの記事では本の内容をすべて書いているわけではないので、具体的ではない内容があることをご了承ください。)
6.『チーム・テスならだいじょうぶ』|まとめ


『チーム・テスならだいじょうぶ』は、 テスがクローン病と向き合いながら、自分の気持ちや生き方を少しずつ前向きにしていく物語でした。
- 病気と向き合うとはどういうことか
- どうにもならないことを受け止める姿勢
- 好きなことに夢中になれる強さ
- 支えてくれる人の存在
学校生活や人間関係の中でも大切にしたい“気づき”がたくさんつまっています。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
読書感想文には正解はありません。 あなたが感じたこと、考えたことを書くことで、 その感想文は“あなたにしか書けないもの”になります。
この記事が、あなたの読書感想文づくりの助けになればうれしいです。応援しています!
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【リュウグウの砂に挑む:チームで小惑星のサンプルを分析/伊藤元雄 著】
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